飲食店において、害虫(ネズミ・ゴキブリなど)は「飲食店にはつきもの」と言われがちですが、実際に1回でも客間で発生した場合、噂が広まり客足が遠のく可能性は高いです。
今回は、リフォーム・リノベーションの際に実施しておきたい害虫対策をご紹介します。
害虫の悪影響
害虫の悪影響は飲食店オーナーやスタッフが考えているよりも大きく、口コミなどが広がれば集客ダウンの大きな要因となります。
衛生面などを懸念され、衛生調査局(保健所など)から指導を受けたり、最悪、業務停止もあり得るほど重大です。
スタッフにおいても害虫発生が原因で退職するなどのケースも多く、害虫が飲食店にもたらす影響はマイナスしかありません。
では一体どう対策を講じればよいのかを見ていきましょう。
害虫予防対策とは?
店舗改装の際、改装前から害虫が発生している場合、まずは現在いる害虫を駆除しなければなりません。
害虫は、床下や間仕切りの中など、普段表面的には見えない箇所から発生していることが多い為、そういった内部に対し、液体型の殺虫剤を散布し、駆除します。
リフォーム時にどれだけ対策を講じても、発生している害虫を99%駆除しなければ、再び内部から増え続けてしまうからです。
次に、リフォーム時に行う害虫対策ですが、害虫が増えやすい湿度の高い環境を作らなくすることが重要です。
リフォーム・リノベーションの際には、床下や壁の中などに専用の除湿剤を設置することがオススメです。
日々の対策としては、冷蔵庫や配電盤など、温かくて暗く、ごみが溜まりやすい場所にも除湿剤を設置し、定期的に交換することが必要です。
このような対策を講じることによって害虫を限りなく0(ゼロ)に近づけることができます。
消費者は清潔な店舗が当たり前
お客様は、「飲食店に害虫(ゴキブリ)はいなくて当たり前」と考えているため、万が一お客様の前に発生した場合、経営に関する被害は甚大なものとなります。
それらを防ぐために、事前にしっかりとした対策を講じる必要がありますが、もし大量発生した場合、害虫駆除と今後の予防や対策に講じる費用や時間が余計にかかってしまいます。
飲食店という衛生面が経営に直結する職種である以上、居抜き物件などをリフォームする場合は特に見落としがちな対策なので、リフォーム・リノベーションの機会を利用して専門業者による適切な対策を講じることが、その後経営をスムーズに進めていくための最大の対策と言えるでしょう。