飲食店やカフェリフォームの際、大半のオーナー様はホールのレイアウトやデザインにこだわり、厨房は隠す設計を好みます。
ですが、店舗空間の1部である厨房を隠すという事は、空間の一部を削り取ってしまっている事と同じことになってしまうのです。
その様な「もったいない」を無くすには、厨房をデザインの一部として取り入れることです。
本記事では、魅せる厨房の大きなメリットと、リフォームのポイントを解説致します。
厨房をデザインに取り入れるメリット
厨房をデザインに取り入れることにより、出てくる大きなメリットを4つご紹介します。
- 基本的な飲食店の厨房の配置
- コンセプトが定まりやすい
- 厨房から店舗の清潔感が一目でわかる
- 店舗空間が広がる
基本的な飲食店の厨房の配置
飲食店は、隠しているだけで基本的には厨房がお客様から見えない位置に配置されているケースは少ないです。
つまり、厨房をデザインの一つとして取り入れようとした場合、新たに厨房の位置を変更するなどという大掛かりな工事が必要なくなり、費用が抑えられるというメリットがあります。
コンセプトが定まりやすい
店内入口から厨房が見える場合、厨房部分にお店のコンセプトとなるデザインを置くことで、店舗全体のデザインがまとまりやすくなります。
大きな看板を設置するよりも、厨房のデザインを固めるほうがよりお客様の目につきやすくなるのです。
厨房から店舗の清潔感が一目でわかる
飲食店では、厨房の清潔感は集客に直結する非常に重要なポイントです。
その上で、隠すのではなく魅せる厨房を演出することで、清潔感がある印象を与えるだけでなく、
スタッフも見えてしまう場所ということで、清潔に保つ意識が高まります。
店舗空間が広がる
厨房を閉鎖的な空間から、ホールと一体のデザインとすることで、店舗空間が大きく広がります。
店舗空間は、お客様の印象に大きく影響します。
ウィルスなどに敏感な現代、さらにこれからの時代には、閉鎖的空間ではなく、開放的な空間演出を行う事は、集客、そして収益に必ずプラスに働くはずです。
厨房を中心としたリフォームのポイント
厨房をデザインの一部として取り入れる以上、必須なのはオープンキッチン(お客様から調理の様子が見える厨房)です。
その為、カフェ、ラーメン店のようなオープンキッチンに比べ、イタリアンや和食店などのようなクローズドキッチン(お客様から調理の様子が見えない厨房)では、どこをオープンにして、何を隠すのかを正確に定めることが重要です。
つまり飲食店経営の専門知識に加え、要望を形にするため、建築の専門知識も必要となります。
魅せる厨房レイアウト+効率的なレイアウト、それらを実現するためには店舗改装のスペシャリストに依頼することが一番のポイントとなるでしょう。