カフェを開業したいけど、自己資金ゼロでできる方法を探している方はとても多くいます。
しかし、カフェの開業では数百万円かかる場合も多く、融資を受ける場合にはリスクが発生します。
今回は、カフェを自己資金ゼロで開業する方法や補助金の活用方法について解説していきます。
カフェを自己資金ゼロで開業する方法
「開業したい!」という熱意はあるものの、自己資金がないから開業できないと悩まれる方は少なくありません。
せっかくの夢を『自己資金がないから』という理由で諦めてほしくないため、自己資金ゼロで開業する方法をいくつか紹介していきます。
家族や友人から借りる
親や知人から資金を借りるメリットは、利子がかからない条件にすることも可能という点です。
実際にカフェの開業をする方の中には、親の遺産で資金を確保するという方も増えているようです。
しかし、お金の貸し借りをすることで信頼関係が崩れてしまう可能性もあります。
返済がうまくいかない場合には友人が減ってしまうというリスクもあるため、事前に返済方法や返済計画などの取り決めをしっかりと話し合い書面に残しておくことが大切です。
クラウドファンディングを活用する
クラウドファンディングで自身の熱意や夢を伝えて、共感した方から資金を提供してもらう方法があります。
必ず資金が集まるという保証がないため、賛同してもらいやすい工夫や魅力的なリターンを用意する必要もあります。
また、クラウドファンディングをうまく活用することで資金を集めるだけでなく開業前にファンを獲得することができるメリットもあります。
パートナーとの共同経営
自己資金がない場合、ビジネスパートナーを見つけて共同経営するというケースもあります。
パートナーはカフェ経営に必要な資金を出資し、自身は経営や運営などの役割を果たすなど役割を明確させる必要があります。
ただし、出資してくれるパートナーを見つけるために、ビジネス交流会やビジネスマッチングサービスを活用する必要があります。
金融機関から融資を受ける
資金が不足している場合には金融機関から融資を受ける方法があります。
融資を受けるためには、どのような店舗を作り返済をするのかという事業計画書が必要になります。
しかし銀行からの融資はだれでも受けられるわけではありません。
融資金額の1/3は自己資金がないと返済能力がないと判断されてしまうため、自己資金がない状態で金融機関を利用することはおすすめできません。
フランチャイズ契約
フランチャイズ契約を結ぶことで、フランチャイズ本部からカフェ開業に必要な資金やノウハウを提供してもらうことができます。
ただし、フランチャイズ料やロイヤリティが必要となるため、長期的に見るとコストがかかる場合があります。
また、フランチャイズ本部と契約する際の契約金が初期に必要になる場合も多いですが、契約金がない代わりに月々のロイヤリティが高くなる場合などもあります。
補助金を活用する
補助金では、経費や賃料などを対象に一部支援を受けられる制度です。
新規開業賃料補助金では、家賃の1/3までを対象しており、創業補助金では経費の1/2までが対象となっています。
また補助金には「地方自治体の補助金」「中小企業振興事業」「商業施設誘致事業」「助成金制度」など様々な開業のための支援が受けられます。
ただし、それぞれ対象条件が異なるため、詳しい内容については各団体へお問い合わせしましょう。
まとめ
カフェを自己資金ゼロで開業するためには、補助金を活用することや融資を受ける必要があります。
しかし補助金はだれでも受けられるわけではなく、融資はリスクを伴います。
失敗しないためには自己資金をある程度確保してから開業を検討しましょう。