飲食店の店舗デザインを計画する際には、壁紙の選び方がとても大切になります。
壁紙は、店舗の雰囲気や商品の印象、清潔感の維持など様々な役割があり、壁紙の色の違いによっても料理に対する印象が変わってきます。
今回は、飲食店での壁紙デザインのポイントを解説します。
飲食店は壁紙の機能性が重要
飲食店の壁紙デザインを考えるうえで、大切なポイントは清潔感と機能性です。
飲食店では、お客様が料理を最高の状態で頂くために、お店の雰囲気が関わってくるため、オシャレで清潔感がとても重要となります。
また厨房でも、調理をしているとどうしても壁に油汚れなどがついてしまうため、汚れが取れやすい素材の壁紙を使うことで、掃除も楽になり作業効率も清潔さも向上されます。
いくら厨房が見えにく場所だったとしても、汚れが溜まり続けると不衛生になり、スタッフのモチベーションなども下がってしまうため、良い環境とはいえません。
そして厨房では、調理をする際に火を使うため油で汚れやすい場合は、万が一火事になってしまった場合でも最小限で抑えるための不燃材料や難燃材料の壁紙を選ぶこともオススメです。
飲食店では店舗のコンセプトを意識した色やデザインも大切ですが、店舗の清潔感の維持や、火事などに対する安全面、スタッフの作業効率を考えた機能性を意識した作りにすることが大切です。
飲食店の壁紙の色で印象を決める
飲食店の壁紙の色によって店舗の雰囲気やお客様の印象も変わります。
色には寒色系と暖色系の2種類があり、使い分けることで食欲を刺激したり店内を広く見せることができます。
食欲を刺激する壁紙デザイン
食欲を増進させる色は暖色系の赤色やオレンジ色です。
人間は暖色系の色をみると肉や野菜などの食べ物を連想するため食欲を刺激します。
そして赤色には料理が暖かい、美味しいと印象付ける効果もあるため飲食店の壁紙に適しています。
実際に大手の飲食店の壁紙デザインも赤色やオレンジ色、黄色などの暖色系を選んでいることが多いです。
暖色系の壁紙デザインを採用することでお客様が注文をする回数も増加して回転率も上がることが期待できます。
食欲を刺激するためには壁紙以外にも内装を暖色系でまとめることが売上アップにも繋がることが期待できます。
食欲を減らしてしまう色
飲食店で避けたほうがいい色は寒色系の青色です。
青色は食欲を減らす効果がある色なので飲食店で使用するとお客様の食欲だけではなく店舗の印象まで悪くなってしまいます。
なぜ青色が食欲を減退させるのかというと、青色の食べ物がほとんどないためです。
肉や果実などは暖色系が多く本能的に食欲をそそりますが、青色をみても人は食べられる物だと認識しにくいため食欲が出ないのです。
まとめ
飲食店の壁紙は工夫をすることでお客様に対して清潔感や食欲の増進など様々な印象を与えることが可能です。
そして壁紙だけでなく内装全体も統一してバランスのいい店舗デザインを目指しましょう。