バー(Bar)と一言でいっても、さまざまなテーマやコンセプトが存在し、それぞれの内装デザインや雰囲気がガラリと内装は雰囲気作りがとても重要です。
もし、テーマやコンセプトが内装デザインや雰囲気に一致しなければ、狙ったターゲット層のお客様を呼び込むことは難しいです。
今回は、バーの種類や特徴を理解し、テーマやコンセプトに合った内装にするための注意点を解説します。
コンセプトに合ったバーの種類や特徴
バーには様々な種類があります。
バーの種類によってコンセプトや内装デザインは大きく変わってくるので、バーの種類と特徴を理解しましょう。
オーセンティックバー
オーセンティックバーは高級感のある本格志向のバーです。
例えば、会員制のバーやホテルのバーなどがあり、熟練のバーテンダーが所属している場合が多いです。
特徴としては、大人な落ち着いた雰囲気を出すために広々とした空間や間接照明をうまく活用する傾向があります。
また、特別感を出すために、お酒を置く棚や、装飾品などはオーダーで作成したりすることで統一感を出すことができます。
ショットバー
ショットバーとは、「ワンショット」という意味の通り、お酒をボトルではなく、一杯ずつ注文することができるスタイルのバーです。
そのため、ボトルキープなどをする必要がなく、低価格で利用できるため、滞在時間が短かったり、バー初心者でも気軽に入りやすい点が特徴です。
ターゲット層は20代から30代が多く、若者が好むカジュアルな空間を意識することが大切です。
ミュージックバー
ジャズやピアノ、様々なジャンルの音楽のバーです。
内装を設計するうえで必要なのが、音楽設備の設置スペースと生演奏などの小規模ライブができるスペースになります。
音楽を楽しむためには音響設備が重要視されますし、やはり音楽は生演奏が一番の魅力なので、それらに重点をおきましょう。
例えば、ジャズバーではピアノの設置場所や防音環境が整っているかなど、お酒の提供以外にも内装費がかかることを覚えておきましょう。
スタンディングバー
スタンディングバーは立ちのみ形式のバーになります。
低価格であることや気軽さから近年利用客が増加しています。
また、椅子が必要にならないので、内装費を抑えることができるのが特徴になります。
スポーツバー
スポーツを観戦しながらお酒を楽しむことができる形式です。
特定のスポーツやチームなどに特化したバーや様々なスポーツや、ダーツなども楽しめるバーなどがあります。
共通の趣味を持った仲間同士が楽しめる空間を意識した内装にすることが大事です。
バーカウンターの高さに注意する
バーのコンセプトによって適切なカウンターの高さがあります。
カウンターを高く設定する場合はスタッフとの目線の高さが同じになり、お客様を見下ろすことにはなりません。
また、ハイカウンターには長時間座りにくいため回転率を高くすることができます。
一方でカウンターを低く設定するとリラックスした時間を過ごすことが可能です。
カジュアルな雰囲気の場合はハイカウンター、落ち着いた高級志向のバーではローカウンターのようにコンセプトによってバーカウンターの高さを設定しましょう。
まとめ
バーには様々な種類があり、それぞれコンセプトが異なります。
バーでは、雰囲気が重要であるため、内装だけなくカウンターの高さも大切なポイントのひとつです。
しっかりと設計することで素敵な店舗デザインに仕上げましょう。