多くの食べ物を扱う飲食店では、どうしても害虫が発生しやすい環境になってしまいます。
害虫対策は、菌の繁殖など衛生面以外にも、お客様に不快な思いをさせないための重要なポイントです。
今回は、店舗設計における飲食店の害虫対策について注意点を解説します。
飲食店における害虫対策の必要性
飲食店に、害虫が侵入すると、様々なデメリットが発生します。
ゴキブリなどの害虫は、体にサルモネラ菌や大腸菌などがついています。
そのため、放置しておくと害虫がかじった食べ物が原因で、食中毒になってしまう可能性があります。
また、害虫が食べ物の周囲に存在すると、提供する料理に混入してしまうリスクも考えられます。
もし、害虫が料理に混入してしまうと、飲食店の印象や評価に悪影響を与えることになるため、飲食店では害虫が侵入しないよう徹底した対策が必要になります。
飲食店での害虫対策の注意点
害虫対策では、害虫が繁殖しやすい環境を作らないことや、侵入しにくい店舗デザインにすることが重要です。
定期的な清掃を欠かさない
飲食店で害虫の侵入を防ぐためには、店内の掃除を徹底的に行い、常に清潔感を保つことが重要です。
飲食店では、料理の残りカスや食べ物の容器などがどうしても出るため、しっかり掃除をしなと、害虫が発生しやすい環境になってしまうため、こまめに掃除をして清潔な環境を保つことで、害虫の発生源を減らすことができます。
実際に害虫が発生した場合には、スタッフによる清掃だけではなく専門の駆除業者に依頼することで、害虫や菌の繁殖を抑えることができます。
隙間がない店舗設計
店内の隙間を無くすことで害虫が侵入しにくい環境を作ることができます。
害虫は排水管や排気口、換気扇、外壁が割れた隙間などから侵入する事が多いです。
老朽化が進んでいる店舗では、隙間が発生しやすく、害虫が入りやすい状態になっています。
対策としては、排水管に蓋をすることやリフォームが可能な隙間は改修工事をすることが大切です。
居抜き物件は念入りにチェックする
居抜き物件を利用する場合には、内覧時に害虫が発生、もしくは発生しそうな環境になっていないかを確認しなければいけません。
ゴキブリやシロアリ、ハエなどが住み着いている居抜き物件の場合、開業した後に害虫の発生で困ることになります。
内覧時に、虫の糞や巣などがないか徹底的にチェックをして問題がない居抜き物件を選びましょう。
まとめ
飲食店は、料理を提供する場所なので、清潔さが非常に大切になります。
お客様は、清潔感のある飲食店だと安心するため、害虫対策は特に重要な課題といえます。
特に若い女性をターゲットにしている飲食店の場合は、どんなに小さな虫でも気にされる方が多いため、清潔さを徹底していきましょう。
害虫対策で店内のリフォームを検討している場合は、店舗設計の経験が豊富な施工会社を選ぶことで、害虫対策のポイントを考慮したリフォーム方法を提案することができますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
