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【店舗設計】古民家リノベーションでの失敗パターンを解説!

2022.06.27
【店舗設計】古民家リノベーションでの失敗パターンを解説!

最近では、古民家を飲食店にリノベーションして開業する方が増加しています。

人が住まなくなった安い古民家を再利用して、自分好みのデザインのカフェなどにできることが最大の魅力になります。

一方で、古民家には様々なデメリットや注意点があり、知らないまま開業してしまうと失敗してしまう可能性もあります。

今回は、古民家リノベーションによる失敗パターンについて解説していきます。

リノベーション費用が高くなる

 

古民家は、築年数が古いためリノベーション費用が高くなります。

木造建築で、築年数が50年以上前になると劣化している箇所も多く、修繕費が高くなるだけでなく期間も長くなる傾向にあります。

また、カフェなど飲食店にする場合には、水回りや電気などのインフレの整備も必要になります。

そのため、想定していたよりも費用が高くなってしまい、負担が増えて利益が追い付かないというリスクも考えなくてはいけません。

断熱性を確保する必要がある

 

古民家は、現代の建築物よりも断熱性が低い傾向にあります。

コンクリート造の建築物は、断熱性がある程度確保されていますが、古民家は断熱性が低く、夏は暑くなり冬は寒くなってしまいます。

断熱性を維持するためには改修が必要ですが、その分だけ費用がかかる点に注意しましょう。

耐震性に問題がある

 

古民家は、現在の耐震基準を満たしていない可能性が高いです。

昭和56年以前の建築物は、旧耐震基準という現在の耐震基準で建築されていません。

そのため、店舗として開業するためには、耐震基準を満たすため耐震補強工事が必要になります。

害虫の発生に苦労する

 

古民家を飲食店にリノベーションして開業するためには、害虫の発生を防ぐ必要があります。

古民家は隙間が多いため、害虫が外から入り込んだり、中に住み着いている可能性があります。

そのため、工事の際には、隙間の補修や室内の害虫駆除を必ず行う必要があります。

害虫への対策をしっかりしないと、保健所の審査を通過できないことを覚えておきましょう。

ランニングコストが高額

 

古民家では、ランニングコストが高くなることに注意しましょう

築年数が古いため、古民家の物件費用や固定資産税は安くなりますが、火災保険などの保険料は高くなる傾向にあります。

また、修繕する必要のある個所も多いため、定期的に工事費用がかかってしまうことも考えられます。

古民家は、物件自体を安く購入することはできますが、ランニングコストを計算に入れておかないと損をしてしまう可能性がありますので、十分に注意しましょう。

まとめ

 

一般的に、古民家を飲食店にリノベーションする費用は割と高くなる傾向にあります。

ただし、一般的な店舗にはない、古民家の独特な雰囲気や趣(おもむき)を出すことは容易ではありません。

そのため、開業までに必要な初期費用やランニングコストを把握していないと失敗する原因になるため、費用や開業までに必要な対策をしっかりと把握しておきましょう。

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