店舗を開業する時に、スケルトン物件と居抜き物件、どちらが向いているのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
スケルトン物件には特徴があるため向いている店舗が存在します。
今回は、どのような店舗がスケルトン物件に適しているのかについて解説してきます。
スケルトン物件に向いている店舗とは
店舗のオリジナリティを出したい
スケルトン物件では自由にデザインを決定できるため、店舗の独自性を出したい場合に適しています。
居抜き物件を借りる場合では、前の店舗のデザインを引き継ぐことになるため、イメージが残ってしまいます。
また、設備や間取りなど妥協しなければいけない部分が出てきます。
スケルトン物件は、店舗やオーナーの個性を大切にしたい場合に選びましょう。
開業するまでの期間や資金に余裕がある
居抜き物件とスケルトン物件の違いは、開業するまでに必要な期間や資金です。
居抜き物件は、必要な設備や内装も完成されているため開業までの期間が短い特徴があります。
一方で、スケルトン物件では、契約終了時に原状回復を行うため、開業をするためには、水回りや電気などのインフラの工事や内装デザインの設計や工事など約3か月は必要になることが多いです。
スケルトン物件は、開業するまでの初期費用や期間が居抜き物件よりも多くかかることになるので、ある程度資金や時間に余裕がある場合に選択するべきです。
事業拡大など経験者の場合
2店舗目の開業など事業拡大をする場合にはスケルトン物件が向いています。
以前に開業をした経験があれば、正確な知識やノウハウを持っているため失敗しにくいでしょう。
そのため、1店舗目の失敗や経験を元に、限られた資金や期間での計画をしっかり立てることが期待できます。
一方で、開業の経験が全くない場合には、リスクが伴います。
経験が少ない方は、内装がある程度出来上がっている居抜き物件を選ぶことも検討したほうが良いでしょう。
特殊な店舗を開業する
スケルトン物件では、自由なデザインを選択できるため、居抜き物件にはないような間取りやデザインを検討している場合にオススメできます。
カフェやレストラン、美容室などでは居抜き物件を利用することも多いですが、特殊な業態などの場合は適合する居抜き物件は少ないです。
居抜き物件では、必要のない設備が設置されていることもあるため、一から設計できるスケルトン物件の方がコストを抑えられる場合があります。
まとめ
スケルトン物件は、何もない状態からスタートできるため、内装をオーナーの好みに合わせて、自由にデザインしやすいことが特徴です。
しかし、内装工事にかかる費用も多くなるため、予算や期間などに沿った計画を立てることがとても大切です。
