近年では、5坪以下の狭小な店舗でも売上を伸ばしている店舗がどんどん増加しています。
狭い店舗では、開業できる業種も限られており、客席や厨房も少ないですが、家賃を抑えることで利益を伸ばしやすい面もあります。
今回は、狭小な店舗を有効に活用する方法やポイントを紹介します。
コンセプトを明確に
狭い敷地では、コンセプトをしっかりと決めることがとても重要です。
広い店舗と比較して狭小な店舗では、選択肢が限られています。
そのため、接客やメニューなど独自のコンセプトを明確にすることで、他店との差別化を図りましょう。
オープンキッチンを導入
狭い敷地を少しでも広くみせるためには、オープンキッチンを採用しましょう。
オープンキッチンは、お客様側からも厨房がみえるため、室内に奥行を感じさせることができ店舗を広くみせることができます。
また、カウンター席では、料理の提供もスムーズになるメリットもありますが、厨房が丸見えになるため清潔感には気を配る注意が必要です。
シンプルな動線に
小規模な店舗でも、お客様が利用しやすい動線を意識することが重要です。
通路は、人が1人通ることができるスペースを確保して、お客様が窮屈に感じることのないようにしましょう。
また、調理器具などは、デッドスペースを有効に活用するなどして、狭い店内を無駄なく利用することが大切です。
人目を引くファザード
どのような店舗か一目でわかるファザード(建造物前面部)にすることで、集客アップに繋げることができます。
一般的に狭い店舗は、閉塞感があり、入りにくい印象を抱いてしまう場合が多いです。
そのため、誰が見ても、目的が分かるような外観にする工夫が必要になります。
例えば、メニューを店頭に設置することや、店内が見えやすいようにガラス張りにするなど、人目を引くファザードを意識しましょう。
視覚的に広くみせる
内装の色やインテリアによって店内を広くみせることも可能です。
白色などの明るい色は膨張色といい、開放感を演出することができます。
そして、壁や天井を明るい色で統一することで、同じ広さの店舗でも視覚的に広さを感じさせることができます。
また、インテリアが多いと圧迫感を与えてしまいます。
インテリアをガラス製にするなど透明感を出すことで、家具による圧迫感を軽減させる効果があります。
まとめ
狭小な店舗では、狭い敷地を無駄なく活用することも求められます。
店舗設計をする際には、動線をシンプルにし、狭い空間でも窮屈に感じない工夫をする必要があります。
敷地が狭い店舗でも、デザイン会社と相談しながらコンセプトをしっかりと決めて開業することで成功へ繋がっていきます。