飲食店を開業する際には、厨房機器をそろえる必要がありますが、新品と中古どちらを選ぶべきか迷う方も少なくありません。
中古の厨房機器は、初期費用を安く抑えられますが注意しなければいけない点もあります。
今回は、飲食店の中古厨房機器のメリットとデメリットについて解説します。
飲食店の中古厨房機器のメリット
初期費用を安く済ませることができる
中古の厨房機器の最大のメリットは、費用が安いという点です。
新品では、厨房機器だけで100万円以上必要になることもありますが、中古機器は使用1年未満でも半額以下で購入することができる場合もあります。
中古機器の状態をよく確認して揃えることができれば、初期費用を大きく削減することも可能になります。
納期が早い
新品の機器は、在庫の確認などする必要がありますが、中古の厨房機器は購入すればすぐ持ち帰ることができます。
厨房機器が故障してしまった場合など、納期をできるだけ短くしたい場合には、中古の厨房機器を選択する方が良いでしょう。
幅広い条件から選ぶことが可能
厨房機器は、新しい製品が開発されることで古い製品は廃盤になります。
店舗で使用している古い厨房機器と同じ製品を購入したい場合には、新品では取り扱っていませんが中古なら購入することができます。
また、中古の機器は使用年数やリース期間など条件が様々であるため店舗に合った条件の厨房機器を探しやすいこともメリットといえます。
飲食店の中古厨房機器のデメリット
清潔感がないことも
中古の厨房機器は、十分に手入れがされていない可能性があります。
傷や油汚れなどが酷い場合、お客様に清潔感のある店舗だと思われないことも考えられます。
厨房は、食べ物を扱う場所なので、中古機器が埃まみれや目立つ汚れがあると、飲食店によっては適していない可能性もあります。
故障などのリスク
既に使用されている厨房機器は、新品よりも故障やトラブルが起こりやすいデメリットがあります。
古い厨房機器になると、故障した際に交換する部品などがないことや、廃盤になっているため修理をすることが難しい場合などがあります。
また、メーカーの保証期間も新品の製品よりも短くなるため、購入する前には条件をチェックしておきましょう。
まとめ
飲食店では、中古の厨房機器を選ぶことで、初期費用のコストカットや様々なメリットが期待できます。
新品の製品を選ぶことも大切ですが、少しでも費用を抑えたい場合や中古の機器でも効率よく営業できる場合には、積極的に中古機器を選択することも検討しましょう。