ペット同伴の店舗を開業したいけど、どのような点に注意すればいいか分からない、という方も多いと思います。
これまで外出する際には、ペットは留守番をしていることが一般的でしたが、近年ではペット需要が高まり、ペットと一緒に入店できる店舗も増えています。
今回は、ペット同伴の店舗を開業する際の注意点を解説します。
ペット同伴店舗を開業する際の注意点
ペットの臭い対策
ペット同伴の店舗では、換気対策をすることがとても重要です。
ペットの臭いは、こもりやすいため放っておくと臭いが充満してしまい、他のお客様が快適に過ごすことができません。
快適な空気を維持するためには、定期的な換気を行いましょう。
換気が十分にできない場合は、高機能換気設備を導入することをオススメします。
高機能換気設備は、新鮮な外気を取り入れる給気と室内の空気を外に出す排気を1台で行うことができます。
さらに、高機能換気設備は、窓を開けずに利用できるため、季節関係なく使うことができコロナ対策にもなります。
床が滑らない工夫
ペットは、どうしても毛が抜けてしまうため、カーペットやフローリングなどの滑りやすい床材を導入すると、転倒などのリスクがあります。
ペット同伴の店舗の床材には、滑りにくいこと以外に、傷がつきにくいことや、掃除をしやすい点を考慮して選びましょう。
具体的には、フロアタイルやクッションフロアなどが適しています。
ペット同士を近づけすぎない
ペット同伴店舗では、ペット同士が同じ店内に滞在することになるため、距離やレイアウトを工夫する必要があります。
ペット同士が近づきすぎたり、お互いが見える位置にいる場合には、吠えてしまったりしてペットが怯えてしまう可能性があります。
そのため、テーブルの間隔は、一般的な店舗よりも距離をとることや、ペット同士が見えないようにパーテーションやインテリアなどで、死角をつくる工夫をすることが大切です。
ペットがいる客席と厨房は分ける
料理を扱うカフェや飲食店などでは、ペットがいる客席と厨房は、完全に区分けする必要があります。
ペットは、店内でも毛が抜けたり糞尿をする可能性があるため、厨房と繋がっているとペットの毛や菌などが混入するリスクが発生してしまいます。
ペット同伴の店舗では、厨房と客席の区分けや手洗い場を設けることなど、開業する際には、満たす必要のある基本的な項目があるため必ずチェックしておきましょう。
まとめ
ペット同伴の店舗は、一般的な店舗よりも求められる点が多いです。
しかし、ペットも安心して入店することができ、衛生面もしっかりしている店舗は、確実にライバル店と差をつけることができます。
ペット同伴店舗を開業する際には、デザイナーが在籍している施工会社へ相談をしてレイアウトを決めることをオススメします。