飲食店を開業して自分のお店を持ちたいという方にとって、初期費用は少しでも抑えたいものです。
飲食店では厨房機器を購入すると大きな出費となるため、リース契約を検討している方も多いと思います。
今回は、飲食店の厨房機器をリースするメリットだけでなくデメリットについても解説していきます。
飲食店で厨房機器をリースするメリット
厨房機器をリースすると初期費用を抑えることや節税をすることもできます。
ここではリース契約にはどんな人が向いているのかをみていきましょう。
まとまった資金が必要ない
厨房機器をリースすることで初期費用を抑えることができます。
リース契約では毎月のリース料金を払い続けることになるため全額で購入する場合と比較して資金に余裕が生まれます。
飲食店の開業時には、厨房機器以外にも人件費や広告費、内装費用など多くの資金が必要になります。
そのため自己資本が少ない場合ほどメリットが多いです。
節税効果がある
リース契約では経費計上することも可能です。
毎月の利益から経費として引くことができるため、少額ですが節税効果があります。
また厨房機器を購入すると資産として扱われ固定資産税がかかりますが、リース機器ではリース会社の資産となるため固定資産税を支払う必要はありません。
処分がしやすい
飲食店の厨房機器は、劣化が進み処分が必要になったり途中で使用しなくなる場合があります。
捨てるためには処分費用を支払い業者に依頼する必要がありますが、業者が忙しい場合にはすぐに引き取ってもらえないことも多いです。
リース契約の場合では、必要なくなった時に返却をするだけでいいので処分が簡単に済みます。
飲食店で厨房機器をリースするデメリット
途中で解約できない
リース契約は1年など一定期間ごとに契約期間を決めるため、途中で解約することができません。
契約期間の途中で設備をアップグレードしたい場合や使用しなくなった場合には損をしてしまうこともあります。
審査に落ちることも
リース契約をする前に審査に通る必要があります。
審査では支払い能力の有無など信用度の調査をしますが、過去にクレジットカードや携帯電話の支払いに遅れがあると落ちる可能性が高くなります。
そのためリース契約をする際には過去の支払いに問題がないか確認をしておきましょう。
まとめ
飲食店を少ない資金で開業するためにはリース契約という選択肢は大きなメリットがあります。
しかし厨房機器をリースすると途中解約できないことや長期的にみると費用がかかってしまうこともあります。
飲食店の開業時にはリース契約のメリットとデメリットを理解して慎重に選ぶことが大事です。