カフェの開業では多くの資金が必要になり、少しでも負担を減らしたいと考えている方も多いです。
カフェの開業資金は自己資金や借入以外にも、補助金や助成金を活用するという有効な手段があります。
今回は、カフェで申請できる補助金や助成金について紹介していきます。
カフェを開業する際に補助金・助成金を申請するべきメリット
国や地方自治体が行っている補助金や助成金の最大のメリットは返済義務がないことです。
カフェの開業時はどうしても初期費用が必要になり運転資金が不足しがちになってしまいます。
開業して間もない時期では、安定して売上を伸ばすことも容易ではありません。
さらに、カフェは開業がしやすいですが、3年続くカフェは半数程度と言われるくらい経営を続けることが難しい業態になっています。
そのため補助金によって資金に余裕を持たせることで、初期費用の負担が軽減でき、売り上げが安定するまでの蓄えにも繋がります。
インバウンドを対象とした助成金
外国人旅行客にも需要のあるカフェを開業する場合には助成金を活用することができます。
インバウンド対応力強化支援補助金では、無線LANや監視カメラの設置、多言語化のタブレット・パンフレット制作費用、クレジットカードや電子決済などの決済機器の導入費などが対象となっています。
補助額は、対象経費の1/2で最大300万円が上限額となっています。
テイクアウトに関する補助金
カフェでテイクアウトやデリバリーを行う場合は、軽減税率対策補助金を申請することができます。
テイクアウトと店内で食事をする時とでは税率が異なるため、複数の税率の対応するため対応するレジの導入費として活用が可能です。
レジにはシンプルな機能のものからシフト管理や原価率、人件費などのデータ分析をする機能がついているものまであり、作業の負担を減らす効果もあります。
起業をする際に利用できる補助金
新しくカフェを開業する時には、家賃の一部を負担してもらえる補助金を利用することができます。
新規開業賃料補助金では、創業一年未満の店舗を対象に月額賃料の1/3、最大5万円まで1年間支給が行われます。
家賃の一部の負担軽減を目的とした補助金は全国にあるため、募集期間や補助金の名称は異なります。
補助金の活用をしたい場合には、募集期間や条件などを頻繁に確認しておきましょう。
まとめ
カフェの開業では、補助金や助成金を利用することでカフェ経営の負担を軽減することができます。
しかし、補助金は常時募集しているわけではなく、地域や種類によってバラバラなためこまめな情報収集が必要になります。
カフェを長期的に続けていくためには、補助金を上手に活用して無理のない経営をすることがとても大切です。