カフェの厨房をどのようなレイアウトにしたらいいか迷っているオーナーの方も多いと思います。
厨房のレイアウトは、動線が複雑になっていると料理を提供する時間も遅くなり、スタッフも働きにくくなってしまうため、動線を整備することがとても重要になります。
今回は、カフェの厨房の動線をどのようなレイアウトにすべきかを解説していきます。
カフェの厨房で動線が重要な理由
カフェのスタッフが快適に作業するためには、正確な動線を設計する必要があります。
作業動線とは、スタッフが頻繁に行き来する道のことであり、動線が複雑になっていると動きにくくなったり、作業の効率が悪くなってしまいます。
カフェでは広いスペースを確保することは難しいです。
限りあるスペースに設備や調理器具などを無理やり詰め込んでしまうと、十分な通路幅を確保できず冷蔵庫を開けにくくなったりと作業に支障が出てしまうこともあります。
そのため厨房の作業動線をシンプルにすることで、動きやすく生産性をアップさせることができます。
厨房の動線を設計する際のポイント
通路幅の確認
厨房ではスタッフが動きやすいよう必要な通路幅を確保しましょう。
人と人がすれ違う通路では900mm以上とることで十分な広さを作ることができます。
狭い店舗では最低でも600mmは確保することをおすすめします。
料理を提供する動線
カフェではお客様に料理を提供する動線を意識することが大切です。
カフェでは、冷蔵庫から材料を出しお客様に料理を提供するまでの流れをスムーズにすることが大事になってきます。
シンプルな動線を設計することで無駄な時間がなくなり、料理を提供する時間の短縮が可能になり効率化を進めることができるようになります。
設備の位置
厨房の設備を設置する際にはインフラの位置を確認しましょう。
はじめに、電気やガス、水道、ダクトなどのインフラの位置を確認し、コンロや洗い場、冷蔵庫などを近い位置に設置することが大切です。
インフラと設備が離れているとコードやダクトなどを伸ばす必要が出てきてしまい、余計に費用がかかってしまう可能性もあるので注意しましょう。
片づけや掃除がしやすいか
厨房での作業では、片付けや掃除にも時間を割く必要があります。
厨房内にデッドスペースや入りにくい箇所があると、掃除もしにくくなります。
厨房の設計時には、設備機器を隙間なく配置してスムーズに掃除ができる環境を作りましょう。
まとめ
カフェの厨房レイアウトは開業してから変更することは難しいです。
厨房の動線を整備することで作業効率も上がり、スタッフの満足度も向上します。
そのため厨房の設計は重要なポイントをしっかり押さえて、開業後に後悔しないような作りにデザインしましょう。