コロナ禍やデジタル化を推進する流れでタッチパネルを導入する飲食店も増加しています。
しかし、デジタル機器を大量に購入するためには、費用が多くかかってしまうため補助金など活用することも有効な手段です。
今回は、飲食店のタッチパネルを導入する際の補助金の条件や注意点などを解説します。
タッチパネルを導入するための補助金
飲食店でタッチパネルなどのデジタル機器を導入するためには以下のような補助金があります。
- ・小規模事業者持続化補助金
- ・事業再構築補助金
- ・IT導入補助金
補助金には、それぞれ小規模事業や中小企業などの対象者による条件やコロナ禍で事業が低迷したことなど種類によって条件が異なります。
今回はITツールの導入を目的としているIT導入補助金について詳しく見ていきましょう。
IT導入補助金とは
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者のためにIT関連のツールを導入する経費の一部を補助する制度です。
飲食店の問題や改善できるポイントに合った補助金を申請することで、売上を向上させることや業務の効率化などが期待できます。
IT導入補助金の対象者
IT導入補助金は飲食店以外にも宿泊、小売、運輸、医療などの中小企業が対象となっており、飲食店の場合は資本金が5,000万円以下で常勤の従業員が100人以下という条件があります。
補助金の対象となる経費
IT導入補助金では、タッチパネルのタブレットなどハードウェア購入費やタッチパネルを設置するための導入費、ソフトウェア購入費やクラウド利用料などオーダーシステムを導入するための費用も対象経費となっています。
補助金額や補助率
タッチパネルのPCやタブレットを購入するハードウェア購入費は、補助上限額が10万円となっており、補助率は1/2以内の範囲です。
またタッチパネルで利用するソフトウェア購入費やクラウド利用料、導入するための費用については、補助率が1/2以内、A類型で50万円~150万円未満、B類型で150万円~450万円となっています。
IT導入補助金を活用する際の注意点
飲食店では初期費用を抑えるために、IT導入補助金などを活用したいと考えている方も多いと思います。
しかし補助金は対象の補助事業が完了した後に振り込まれるため、ある程度予算に余裕をもっておかないと運転資金などに支障が出る場合があります。
まとめ
飲食店はタッチパネルの導入費など様々な条件を対象とした補助金が存在します。
しかし補助金は常時募集しているわけではないので、飲食店で必要としている条件に合った補助金を探すことは大変です。
そのため飲食店の開業やデジタル機器を導入する際には補助金が活用できるか事前に確認することが重要です。