人との接触を避けられる中食市場が拡大している中で、テイクアウト専門店に注目が集まっています。
テイクアウト専門店は、パン屋や唐揚げ店など駅や商店街を中心に増加傾向にあります。
今回は、テイクアウト専門店のメリットや注意点、工夫できるポイントなどを解説します。
テイクアウト専門店のメリット
テイクアウト専門店では、様々なコストを抑えることができます。
店内飲食ではないため、客席が必要なく、接客等の必要もないため人件費も抑えることができ、さらに広い店舗ではなくても経営することが可能となります。
そして水道光熱費や家具、インテリアも通常の飲食店と比較して少ないため、固定費を安く抑えることができます。
また、テイクアウト専門店は、客席で食事をする必要がないためお客様に上限がないのも魅力のひとつです。
客席数や回転率などを考慮しなくてもよく、料理の提供に限界がないこともメリットといえます。
テイクアウト専門店の注意点
テイクアウト専門店は気軽に利用できる点が長所といえますが、一方で商品単価が下がってしまう傾向にあります。
中には高級志向のテイクアウト専門店もありますが、お客様はファーストフードなどと同様の感覚で購入される場合が多いので、単価を下げないと売れにくくなってしまいます。
次に、テイクアウト専門店では容器や包装紙など消耗品の費用がかかります。
店舗のコンセプトを強く出したい場合にはオリジナルの容器などを用意することになりますが、その分コストがかかる点に注意しましょう。
ただし、オリジナルのロゴがあると、ロゴを見ただけでお店がイメージしやすくなりますし、インスタなどのSNSに投稿したくなるツールにもなるため、最近ではお店のロゴを重視されることが増えています。
テイクアウト専門店の店舗デザインでのポイント
テイクアウト専門店を開業する際にはどのようなポイントに注意すればいいのか、工夫するべき点などをみていきましょう。
オープンキッチンを取り入れる
オープンキッチンを導入することで料理をアピールすることが大切です。
オープンキッチンとは、キッチンが壁で遮られておらずお客様からみえるようになっている形のことです。
キッチンを丸見えにし、実際の調理過程をお客様に見せることで安心感を与えることができ、香りや見た目などで購買意欲を高める効果もあります。
人を惹きつける外観デザイン
テイクアウト専門店では、特にインパクトのある外観デザインが求められます。
飲食店では、内装デザインで上質な空間を演出したり、リラックスできる雰囲気を作ることでお客様を満足させることもできます。
テイクアウト専門店は、内装デザインでアピールができない分、外観デザインで手書きのイラストやキャラクター、エンブレム、印象的な看板を作成するなど遠くからでも気付きやすい工夫が必要になります。
まとめ
コロナ禍の影響でテイクアウト専門店の需要も増えていますが、その分競合店も増加しています。
テイクアウト専門店の店舗デザインには、様々な工夫できるポイントがあり、注意することで失敗を避けることができます。
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