近年ではコロナ禍の自粛の影響でスポーツジムを利用するお客様が増加傾向にあります。
そんなお客様に入会してもらうためにはどのような内装デザインにすればいいのでしょうか。
清潔感や動線設計などスポーツジムの注意すべきポイントをみていきましょう。
スポーツジムの内装デザインで注意するポイント
スポーツジムではお客様が利用したくなるような店舗デザインにすることが大事です。
そのためには綺麗で清潔感のあることやトレーニングに集中できる室内環境であるかが求められます。
床の耐荷重や安全性の確保
スポーツジムでは重量のあるトレーニング機材を多く設置するため床の耐荷重に注意しなければなりません。
床の耐荷重とは、床が何tまでの重さに耐えられるかを示した値です。
例えば、マンションの耐荷重は180kg/㎡程度でテナントビルでは300kg/㎡程度になります。耐荷重を超えた機材を設置してしまうと床材の凹みや傾き、傷の原因となってしまいます。
床の耐荷重や、トレーニング器具の重量に不安がある場合には、デザイン会社に相談をして床の負荷を軽減できる配置を検討しましょう。
壁の数を抑えることで開放感のある環境に
スポーツジムでは壁の数を少なくすることで多くのメリットが生まれます。
まず壁の数を抑えることで開放感のある空間を作ることが可能なので利用者にとってもトレーニングがしやすい環境になります。
そして、内装工事や電気工事にかかる費用も抑えることができます。
スポーツジムでは清潔感を演出することが重要
スポーツジムでは明るく爽やかな印象を与え清潔感のある店舗にすることが重要です。
スポーツジムの利用を検討するお客様は、体力や筋力の向上など変化を期待していることが多いため不衛生で傷が多く、シャワー室やロッカーが汚いような店舗では入会をしたいとは思いません。
床材や壁材は傷がつきにくく耐水性がある材質にして掃除やメンテナンスを行いやすくしましょう。
利用者が移動しやすい動線
スポーツジムでは多くの利用者がトレーニング器具や休憩室などを行き来することになるため動線設計が大切になります。
トレーニング器具間の移動をする際に遠回りしなければいけない動線ではお客様は集中しにくくなり、利用者同士でぶつかるリスクも増加します。
スポーツジムの動線は、トレーニング器具が壁や家具などで遮られることのないようスムーズに移動できる設計にすることが重要です。
まとめ
スポーツジムでは店舗のコンセプトや雰囲気も大事ですが、基本的な清潔感やトレーニングがしやすい環境の構築をすることが大切です。
利用者が安全に利用できる環境にするためには、デザイン会社と相談しながら内装デザインを考えていくことも検討してはいかがでしょうか。