美容室業界は、店舗数も多く競争が激しいため、特に内装デザインには力を入れることが大事です。
しかし、焦って内装工事をしてしまうと、初期費用が必要以上にかかってしまったり、ターゲット層に響かない内装デザインになってしまったりと失敗をしてしまいます。
今回は、美容室の内装で失敗しやすいポイントと注意点についてみていきます。
美容室の内装で失敗しやすいポイント
ターゲット層を絞れていない
美容室を開業する際には、コンセプトを明確にすることが重要です。
ターゲット層は、男性か女性か、年齢層、高級志向かカジュアルかを決めることからはじめましょう。
詳細なコンセプトが決まることで、どのような店舗のデザインにすべきか設計することができます。
逆にコンセプトが曖昧な場合では、特定のターゲット層に有効な店舗デザインにすることができず集客もうまくいきません。
他店舗との差別化を図るためにも、美容室の店舗デザインを設計する時には、コンセプトをしっかりと決めることが大事です。
居抜き物件の調査不足
美容室の居抜き物件を選ぶ際には、調査を行うことが重要です。
どのような原因で、前オーナーが廃業もしくは移転・撤退したのかを知ることで、立地による経営の参考にすることができます。
例えば、廃業した理由が立地条件の悪いことや競合店が多いなど、美容室の経営の悪影響になる場合には対策をすることや別の物件に変えるなど広い視野で考えることができます。
居抜き物件は、費用の安さだけで選ぶのではなく、しっかりと調査をした上で条件に合った物件を選択しましょう。
内装工事の見積りが甘い
美容室では、内装のデザインが集客に大きく影響するため、しっかりと見積りをする必要があります。
内装工事を依頼する際に、費用の見積りが甘いと請求時に想像よりも高い初期費用がかかってしまいます。
内装工事では、複数の業者に見積り依頼をし、慎重に選ぶことで失敗を減らすことができます。
デザイン業者は、美容室の施行数が多く経験豊富であり、地域に精通している業者に依頼しましょう。
美容室の内装デザインの注意点
美容室の内装デザインは、スケジュールに余裕をもって計画を立てることが大切です。
内装工事を見切り発車で依頼してしまうと、開業した後に不便な箇所や違和感のある内装デザインになってしまいます。
居抜き物件の調査やコンセプトの設計を時間をかけて慎重に決めていくことで、焦ってミスをしたり損をすることを減らすことができます。
まとめ
美容室の経営を成功させるためには、お客様にまた来たいと思わせる店舗デザインを設計することを意識しましょう。
美容室の内装で失敗しないためには時間に余裕をもって計画を立てることです。
物件選びやコンセプトは焦らず時間をかけて調査やデザインをすることが大切です。