近年では、新型コロナウイルスの影響で、大人数での食事が制限されています。
外食をしたいお客様の中には、一人で来店して食事を楽しむというスタイルが増加傾向にあります。
今回は、一人客でも入店しやすい飲食店を作るためにはどのような点に注意すべきかを解説します。
コロナ禍で一人外食が増加傾向にある
コロナ禍で一人で外食をするお客様が増えています。
感染症対策のため、飲食店で会話を楽しみながら食事をすることが難しい状態が続いているため、大人数での外食を避けている消費者が多い一方で、ソーシャルディスタンスに配慮した、おひとり様専用の飲食店などを利用する人やコロナ禍ではじめて一人で外食をしたなど新たな顧客の獲得が見込まれています。
これまでは大人数での来店を想定していた焼肉店やファミレスなどでも、一人客需要のためにカウンター席を増やすなど、ニーズに応じて戦略を変えている飲食店が増加傾向にあります。
一人客でも入店しやすい飲食店のポイント
ここでは、一人客でも居心地の良い飲食店にするために、どのようなポイントに配慮するべきかとみていきましょう。
カウンター席を設置する
飲食店を一人で利用する時に、４人掛けのテーブル席に案内をされたら、逆に申し訳ない気持ちになってしまうことも考えられます。
そのため、カウンター席を多めに設置することで、お一人様での来客以外にもカップル客などにも対応することができます。
店内の様子が見えすぎないよう配慮
初めて入店するお客様にとっては、外から店内の様子が把握できると安心することができます。
しかし、店内が見えすぎる状態になってしまうことも注意が必要です。
特に女性客は、外からの視線を気にすることも多いため、曇りガラスなどを導入して配慮することが求められます。
視線が気にならないよう半個室や仕切りを導入
半個室や仕切りを設置することも大切です。
一人で食事をすることが苦手という方の多くに、他人の視線が気になるという点があります。
そのため、お客様同士が向かい合ってしまったり、相席になるような配置は避けましょう。
テーブル席が既にある状態でも仕切りを設置するだけで一人客にも対応できるようになります。
半個室や仕切りを設置することで、回転率が落ちることや圧迫感を与えてしまう可能性もありますが、一人分のスペースを十分に確保することで、おひとり様も歓迎しているという印象を与えることができます。
まとめ
感染症対策のために、一人客にも対応した飲食店の店舗デザインが求められています。
一人客を取り込むことで回転率を上げることや感染症対策をすることにも繋がります。
飲食店ではライフスタイルの変化やコロナ禍に対応するためニーズに合わせた店舗作りをすることが大切になります。
