最近の住宅市場で人気が高まっているのが、築年数が経過している中古物件を購入して改修工事を行った「リノベーション物件」です。
自分で中古物件を購入してリノベーションをする場合もありますが、すでにリノベーション済みの一軒家やマンションなどを売りに出している不動産も増えています。
「リノベーション」とは、建物の骨組みなどの基盤はそのままで、大規模な改修工事を行うことで建物を再生、あるいは建物の価値を高めるための工事を指す言葉です。
理想の住まいに変えるリノベーションは、一般の住宅だけでなく、飲食店や小売販売店などの「店舗」でも活用されています。
倉庫として使用されていた場所が改装をすることでおしゃれなカフェやレストンなどに生まれ変わる、といったことは過去にもたくさんありますが、こちらではこれからお店を開業したい方や、既存の店舗の集客率や収益性を高めるために何かしたい、と検討されている方向けに「店舗をリノベーションするメリット」についてご紹介します。
店舗をリノベーションするメリットとは?
レストランやカフェなどの飲食店をはじめ、アパレルショップや美容院などの「店舗」を開業しようと検討中の際や、すでに運営しているお店をリニューアルしたいとお考えの際には、古くなった店舗を「リノベーション」するといった方法がおすすめです。
◆店舗の集客アップにつながる!
古くなった店舗や、思うような収益を得られないとお悩みのときには、もしかすると店舗リノベーションを検討するタイミングかもしれません。
これまでの雰囲気を一新し、大掛かりな改装を図ることで「集客アップにつながる」といったメリットが生まれます。
飲食店などのお店では、開業をしたからそれで終わりというわけではなく、その後も顧客を増やして、たくさん注文してもらい、何度も訪れてもらえるような仕掛けや工夫が欠かせません。
老朽化が進んだ店内は第一印象からマイナスに見られがちですし、古くなった設備はそこで働くスタッフの仕事効率を損なう要因にもなってしまいます。
そこでおすすめするのが“店舗をリノベーションする”ということであり、お店の個性や歴史といった良いところは残しつつ、改善が必要なところはコンセプトをもとに改良をすることで新鮮さが感じられ、話題性や集客力を生み出すお店を新たに作ることができます。
◆スタッフの仕事効率を高める!
集客力も十分な店舗でも、年月が経てばそれなり傷みや不具合が生じてきます。
飲食店といった店舗では水はけの悪さが厨房で働くスタッフの作業効率を悪くしている場合もありますし、動線が絡みあってスタッフが動きにくいと感じるレイアウトになっている場合もあります。
このような作業効率の悪さが見られる店舗では、スタッフにとって働きやすい環境が整っているとはやはり言い難いでしょう。
作業効率の悪い店舗はリノベーションを行うことで間取りや什器などのレイアウトを変更したり、不具合が生じている設備は必要に応じて新しいものに交換したり、といった工夫をすることで「スタッフの作業効率を高める」といった効果が期待できておすすめです。
◆店舗のコンセプトを一新するためにも効果的!
店舗の価値を高めるといった魅力をもつリノベーションは、同時に「コンセプトを一新する」といったときにも上手く活用できます。
例えば、昔ながらの喫茶点として営業していたお店を、最近流行りのおしゃれなカフェに生まれ変えたり、以前とは異なるターゲット向けにお店を展開したり、といった時にもリノベーションがおすすめです。
また、今までは一つのサービスだけだったお店に複数のサービスを追加して業務拡大を狙おうというときなど、店舗を運営する上でコンセプトの変更が必要になった際は、思い切ってリノベーションをすることで全く違うお店であるかのように雰囲気を心機一転させることができます。
◆店内だけでなく外構も徹底的に改装できる!
住宅をDIYなどで改装するのは違って、店舗の場合は大掛かりな改装工事が必要になることが多くなります。
骨組みだけを残して雰囲気をガラッと変えることができるリノベーションでは、店内の間取りや什器などの設備も大幅に変更できますが、それと同時に店舗の「外構も徹敵的に改装できる」といったメリットもあります。
独立した土地に建てられた店舗の場合は、オフィスビルやデパート内に入っているテナントとは違い、通りを歩く人から常に見られていることを意識して外構にも強いこだわりを持つことが大切です。
外観を眺めたお客様に「入りたい!」という気持ちを抱いてもらうには、店内がきれいで居心地がいいだけでなく、第一印象を左右する外構の良し悪しが大きなポイントになるためです。
今後、リピーターのお客様だけでなく、はじめてのお客様の入店率を増やしたいと考えるなら、このような外構を意識した店舗のリノベーションを定期的に行うことが非常に大切になります。
◆他店と差別化を図れる!
同じ地域に競合の店舗が多いというときには、効果的なリノベーションを行うことで「他店と差別化を図る」ことをおすすめします。
競争率の激しい競争率で先を見据えた経営マネージメントが必要な店舗であえば尚更で、知名度をアップすることを目的にするなら、お客様が惹きつけられるデザインはもちろん、写真を撮ってSNSに投稿したくなるようなメディア向けのお店を作ることを意識するのもおすすめです。
すでに大人気の競合店がある場合は、同じようなお店を作ったとしても対等に勝負するのは難しいので、自分たちの店舗だからこそ出来る強みや、個性などを活かした店舗デザインを設計することが他店との差別化を図るためには重要だと言えます。
ロルフでは、収益力の高い店舗デザインを設計することはもちろん、お店の価値を高める集客のツールとしての企画をたくさん提案させていただきますので、店舗リノベーションについてお悩みの際にはぜひ一度ご相談ください。