モルタルは、手作業での仕上げになるため、店舗内装をオシャレで自由度の高いデザインすることができます。
しかし、店舗によっては注意しなければいけないポイントもあります。
今回は、モルタルを取り入れた内装のメリットやデメリットについて解説していきます。
モルタルとは
モルタルは、水と砂とセメントを混ぜ合わせた建築素材です。
耐火性が非常に高いため、外壁や室内の壁、床などに使用されます。
また、コンクリートは水と砂、砂利、セメントで構成されているため、モルタルとは似ていますが異なる素材になります。
内装にモルタルを取り入れるメリット
モルタルの仕上げは、手作業で行うため、自由度の高い味のあるデザインにすることができます。
さらに、メンテナンス性も高く、耐久性にも優れているため機能面も高いといえます。
和風と洋風に対応している
モルタルの内装は、お洒落で温かみがあるため様々なデザインに対応できます。
何種類もの仕上げ方法があるため、独特なデザインを作りやすく、他店との差別化を図りやすいです。
デザイン性が高いため、和風だけでなく、洋風にも合わせることができるため、多くの店舗で取り入れやすい素材といえます。
耐久性が高い
モルタルは、耐久性が高いことが特徴です。
モルタルの原料である水や砂、セメントなどは、どれも不燃性であるため、特に耐火性が高いといえます。
火災時にも燃え広がりにくいため、建築基準法でも最も燃えにくい不燃材料に指定されています。
メンテナンスが容易
モルタルは、凸凹しておらず硬い素材なため、掃除がしやすい素材です。
水や洗剤を使ってブラシでこすることも可能なので、とても手入れがしやすい特徴があります。
内装にモルタルを取り入れるデメリット
一方でモルタルは、工期が長くなることや費用が高くなるデメリットもあります。
ひび割れがおきやすい
モルタルは、期間が経つとひび割れが起きてしまいます。
ひび割れは、主に地震や温度変化、乾燥などが原因になります。
ひび割れの表面は見た目も悪く映り、メンテナンスをするにしても費用がかかるためデメリットといえます。
工期が長くなる
モルタルは、職人が一から塗っていくため、工期が長くなる特徴があります。
一般的な壁紙などは、張り替えるだけで済みますが、モルタルは手作業になるため、結果的に工期が伸びてしまうことになり、さらに人件費も高くなりやすいです。
まとめ
モルタルはデザイン性が高い一方で工期が長くなり費用も高くなります。
一長一短があるためモルタルのメリットデメリットを理解した上で、適切な使い方をすることがとても大切です。