コロナ禍でオフィスの移転やリニューアルなどによってレイアウトを見直すオフィスも増えています。
オフィスのレイアウトによって社員のパフォーマンスやコミュニケーションの取りやすさが変わるため、業務に適したレイアウトを選択することが大切です。
今回は、オフィスレイアウトの種類やポイントなどを解説します。
オフィスレイアウトの役割
オフィスの業務はデスクで行う時間がとても多いです。
デスクを効率的な配置にすることで、お互いがコミュニケーションを取りやすくなります。
また、オフィスレイアウトは働く環境や業務の種類によって最適な配置が異なります。
自社の働き方に適したレイアウトを選択することでより働きやすい環境を作ることが可能となります。
オフィスレイアウトの種類と特徴
対向式レイアウト
対向式のレイアウトは、部署ごとに社員をまとめて向かい合って座る配置です。
グループ単位で集まるため「島型レイアウト」とも言われます。
対向式やグループワークに適しており、少ないスペースに配置することが可能で電源や電話などを設置しやすいことが特徴です。
一方で狭い空間に集まるため、隣の作業音や話し声などで集中しにくい環境であることがデメリットといえます。
背面式レイアウト
背面式は社員同士が向かい合わないように、お互いが背を向けて座る配置になります。
対向式と相対する配置になっているため、お互いに視線が合うこともなく作業に集中しやすい特徴があります。
また、振り返ることで社員同士のコミュニケーションも容易にとることができ、相手のPCの画面を確認しやすい配置となっています。
同向式レイアウト
同向式レイアウトは学校のデスクと同じように、一方向にデスクを並べる配置です。
オフィスレイアウトでは一般的な配置方法ではありませんが、銀行や秘書室などの特定の業務には効率的な配置となっています。
会議や研修などで利用することができますが、一般的なオフィス業務ではコミュニケーションを取りにくいため採用する企業は減少傾向にあります。
フリーアドレス式レイアウト
フリーアドレスとは、特定の固定席を設けずに自由な席を選んで作業できるワークスタイルです。
自由度が高く開放的であるため多くの人とコミュニケーションがとりやすいことが特徴です。
しかし個人の資料などを置くスペースを用意できないため、収納するためのロッカーなどを別に用意する必要があります。
まとめ
オフィスのレイアウトには様々な種類があり、最近ではフリーアドレス式のように自由に席を選択できるレイアウトも増えています。
大切なポイントは会社の業務に合ったレイアウトを選択することです。
コミュニケーションの取り方や部署の人数などに合わせて最適なオフィスレイアウトを決めましょう。