飲食店の居抜き物件の探し方には押さえるべきポイントが存在します。
飲食店の開業の際には、物件取得費の費用の割合は高いため失敗したくないと考える方も多いと思います。
初期費用や立地条件など様々な要素がありますが、注意しなければならない点を押さえることで理想の居抜き物件を探すことができます。
今回は、飲食店における居抜き物件の探し方や注意点について解説していきます。
飲食店の居抜き物件の注意点
設備の状態を確認
居抜き物件はスケルトン物件とは違い、設備や内装、インテリアなどが既に整った状態になっています。
設備機器が揃っていることはメリットでもありますが、注意しなければいけない点もあります。
まず、設置してある設備が使用可能であるかをチェックしなければいけません。
特に空き家の状態が長い居抜き物件だと、設備の状態が悪くなっている可能性もあるため注意する必要があります。
また、飲食店では電気やガスを使用するため、必要量が供給できる状態であるのかも確認しておきましょう。
予算に合った物件を探す
飲食店の開業にかかる主な費用は物件の取得費と店舗の投資費があります。
居抜き物件の取得費は毎月の家賃を払うだけではなく、様々な初期費用が必要になる点に注意しましょう。
- ・仲介手数料
- ・敷金
- ・礼金
- ・造作譲渡料
- ・前払い賃料
物件取得費には主に上記のような費用がかかり、予算の範囲内で収まらないと店舗に十分な投資をすることができずスムーズに開業することができません。
ターゲット層と立地条件
飲食店の居抜き物件を探す際には、コンセプトを細かく設計してターゲット層に適合した立地条件を考えることが大事です。
家族連れの場合は車を使う郊外、サラリーマンでは繁華街などターゲット層が定まることで、店舗の面積や駐車場の有無、駅からの距離など立地を絞り込むことができます。
飲食店における居抜き物件の探し方のコツ
居抜き物件では、妥協するポイントを選ぶことが重要と言われています。
居抜き物件は既に出来上がっている物件なので、開業の条件に全て適合した理想の物件にはなかなか出会うことができないものです。
条件を高く設定して理想の物件を探し続けると、長い期間を費やすこととなり計画が遅れビジネスチャンスを逃すかもしれません。
そのため、物件に必要な条件を洗い出して、必要な条件と妥協できる条件に優先順位をつけていくことでスムーズに物件を探すことができます。
まとめ
飲食店の居抜き物件を探すためには、コンセプトを設計して条件に合った予算や立地を検討することが大事です。
また、居抜き物件では妥協するポイントも必要になるため、条件に優先順位をつけて取捨選択をすることが物件選びを成功させるコツとなります。
