店舗のリフォーム・リノベーションの場合には、一般住宅い以上に大掛かりな工事になります。
そのため、信頼できる専門業者に依頼しなければ、大変な損害を被ることになるでしょう。
そして、その信頼できる業者を見極める事は、悪徳業者を見極めることと同義になります。
今回は、店舗用リフォーム・リノベーションで任せてはいけない悪徳業者に当たらないための情報について紹介します。
リフォーム・リノベーション悪徳業者の手口とは!
・モニター価格などをアピールする
良い取引をしていることを示すために、最初の価格から大幅な割引を提供します。
しかし、ここまで値引きができるということは、そもそも設定されている価格がかなり高いということです。
リフォームリノベーションには定価がないため、価格を決めるのは難しいのですが、「今すぐ契約していただければ半額にします」などの大胆な営業トークは信用できません。
また、特定の工事を「モニター価格」でオファーした後に、別のタイプのリフォームを提案して、より高い価格を請求するケースもあります。
・恐怖心を与えて煽る
劣化がそれほど深刻ではないにもかかわらず、「すぐに工事をしないと建物が倒壊してしまう」と脅して契約させようとしてきます。
・急いで契約させようとする
契約するかどうかをじっくり検討してみる時間や「他の業者に見積もりをオーダーする時間」を与えずに、しつこくその場で契約させようとしてきます。
また、契約後すぐに工事を開始することで、契約を解除しにくくしようとしてきます。
悪徳リフォームリノベーション業者の対策
・ その場では契約しない
良心的なリフォームリノベーション業者は、事前調査や見積もりに時間をかけてくれます。
契約を急かされて契約する場合は、「話し合ってから決める」「知り合いの業者にチェックしてもらう」などの理由を作っておきましょう。
・業者の資格を確認する
大規模な建築工事を負う業者は「建設業許可」を手に入れて営業していますが、500万円未満の建築工事は建設業許可を手に入れていなくても実行できます。
気にかかる場合は、建設業許可を手に入れている業者に決めるというのも一つの方法でしょう。不審に思う時は、親会社にキッチリと確認してみましょう。
同じ内容のリフォームリノベーションでも、施工する業者によってお値段はそれぞれ異なります。
一社に絞らず、幾つかの会社に見積もりを依頼して、しっかり比較するとよいでしょう。
また、不明な点をステップバイステップで説明してくれるかどうか、相見積もりすることを引き受けてくれるかといったことも、信頼度をリサーチするコツですよ。
【まとめ】
店舗のリフォームリノベーションの悪徳業者の手口は、むやみやたらと不安を煽る、即決をしつこく頼むなどの共通した特徴があります。
被害にあわないためには、アポイントメントなしの訪問や診断は断ることが大切です。
また、見積もりをいくつか取って、業者比較するといった作戦もおすすめします。
リフォームリノベーションの契約に不信感が生じた際は、1週間内であればクーリングオフ制度を適用して契約を解除できるケースもあります。
もし、契約に不安がある場合は、すみやかに消費者センターなどの公的な相談機関に、対処方法について相談しましょう。