カフェや喫茶店開業という夢を抱いている方が、最初に「どんなレイアウトにしたら良いか」「どのようなデザインが良いか」だと思われます。
今回は、カフェや喫茶店を開業する際に、店舗に必要な設備や、デザインの決め方など、店舗設計についてのポイントを解説致します。
店舗開業の主な流れ
カフェや喫茶店などの店舗開業は主に以下のように行っていきます。
1.物件を探す
(居ぬき物件なのか、スケルトン物件で1から作り込んでいくのかを費用と相談しながら決めましょう)
2.基準(保健所など)に当てはまる設備が必要
カフェや喫茶店は、飲食店扱いとなります。その為、保健所の基準を満たしていないと開業できませんので、しっかりと保健所の規約を確認しましょう。
3.食品衛生管理者の資格を取得
2.と同様で、飲食店扱いとなるカフェや喫茶店では、必ず食品衛生管理者が必要です。
4.デザインとレイアウトの調整
保健所規約を満たしたうえで、店舗のコンセプト、レイアウトを工事業者と調整します。
5.営業許可申請
開店する2週間程度前には、保健所に営業許可を申請しましょう。
6.検査
飲食店として開業できる基準を満たしているかの検査に合格し、営業許可を取得しましょう。
7.営業開始
工事完了→検査→営業許可の順序で営業することが可能となります。
上記がカフェ喫茶を開業する際に行うべき主な流れです。
店舗設計のポイント
カフェ喫茶を開業する場合、保健所の基準を満たし、さらにお客様やスタッフの動線をしっかりと計画した店舗設計が必要です。
その上で店舗設計で重視しなければならないのが、最大収容数です。
店舗の広さ、什器のレイアウトなど、すべて最大収容数を想定したうえで計画しなければなりません。
さらに、動線の確保や、店舗空間の居心地を考えるうえで最大収容数は、予定の2割減で考えることが有効なポイントです。
デザイン設計のポイント
デザイン設計をすべて素人が行う事は、事実上無理があります。
その為、オーナー様が行う事は、お店のイメージカラー、すなわちコンセプトを決めることです。
イメージカラーを中心に統一感のあるデザインを定めることは、集客だけでなく、広告としても非常に有効な効果が発揮されます。
店舗設計、デザイン設計で最も重要な事
店舗設計やデザイン設計で最も重要なことは、イメージカラーを決めるとでもレイアウトを決める事でもなく、優良業者を選ぶことです。
費用面、デザイン面、さらに営業後の経営面においても、業者の良し悪しにより大きく異なります。
専門的な知識を要し、親身になってオーナー様の要望を取り入れてくれる業者に発注することが、オーナー様の1番重要な仕事と言えるでしょう。