独立して1人美容室を開業したい場合には、どの程度の開業資金が必要になるのでしょうか。
美容室から独立する際には少しでも開業資金を抑えたいと思っている方が多いと思います。
今回は、1人美容室の開業資金や補助金の申請方法や手順についてみていきましょう。
1人美容室の開業資金はどの程度かかるのか
1人美容室を開業するためには、850〜1,000万円程度かかると言われています。
物件の取得費には約100〜200万円、内装工事費に400〜600万円がかかります。
その他にも、美容機器に約80万円、備品や広告宣伝費に30万円程度、運転資金に100万円などがかかります。
開業資金を抑えるためには補助金を活用する
美容室の開業には、小規模な店舗でも1,000万円程度かかってしまいます。
そのため開業資金が足りなくて不安だと思う方も多いかもしれません。
そのような場合には、国は地方自治体の補助金や助成金を活用することがおすすめです。
補助金の申請方法や手順
申請するための準備
はじめに申請書や事業計画書など必要な書類を準備します。
事業者による申請手続き(4週間程度)
必要な書類の記入が終わったら、郵送または電子申請で提出します。
申請先は地区ごとに異なる場合は多いので注意しましょう。
申請後の審査(2か月以内)
審査の期間は約2か月かかります。
経営方針や今後のプラン、事業計画などに問題がないか確認されます。
交付の決定(4週間ほど)
審査が終了した後、採択結果が事務局のホームページ上に公表されます。
補助事業の実施(6か月以内)
交付決定の通知書が届いた後は、補助事業計画に沿って事業を実施する必要があります。
実施期限内に行われた事業のみが対象になるので注意しましょう。
実施した内容を報告(1~2週間)
実施内容や経費内容をまとめた実績報告書を提出します。
締切期限までに提出しないと補助金を受け取ることができません。
補助金額の決定(7週間程度)
補助金額は、証拠書類を審査、確認して決定します。
証拠書類がない経費については補助の対象にはなりません。
補助金の入金(1か月以内)
補助金の清算払請求書に必要事項を記入し補助金事務局に返送をします。
完了後の翌月までに補助金の還付が行われます。
まとめ
1人美容室を開業する際には独立支援制度などの補助金を積極的に利用しましょう。
しかし補助金を受ける場合には、ある程度の自己資金が必要なことに注意しなければいけません。
自己資金は全くないと審査に通らない場合が多いので、補助金を申請する前に開業資金の3割程度を用意しておくことが大切です。
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