リノベーションをする場合、内訳に「設計料」「設計費」が含まれていることがよくありますが、「設計料って何?」「設計料って必要なの?」と疑問に思われる方も少なくありません。
今回は、リノベーションの設計料や設計料の費用割合なをど解説していきます。
リノベーションの設計料とは
まず『設計料』とは、リノベーションを行う際に、間取りや設備の配置等の要望や願望などを見やすいよう図面に起こしながら相談・確認し、施工予定の図面通りに施工するため、設計図を作成する際の制作費となります。
リノベーションするときは、ただ新しいものに入れ替えて居抜きのままキレイにするやり方もありますが、店舗のコンセプトを決めてしっかり作り込む方法もあります。
リフォームやリノベーションする場合、設計図を元に施行することが多く、特にお店のコンセプトを決めて作り込む場合、間取りや什器、照明や装飾品、小物等の配置を細かく決めるため、設計図を制作することで具体的にわかりやすくなるので、とてもイメージしやすくなります。
また、設計図を元に一緒に相談しながら、「調理場はこうしたい!」「ここにコレ置きたい」など、デザインや要望などを図面にどんどん足したり変更してわかりやすいイメージを掴んでもらうに必要となります。
さらに、頭のイメージでは不可能なのはオーナー様とデザイナーや建築士などのイメージを共有できることと、配置や動線等のアドバイスもできるようになるので、より良いお店づくりになります。
店舗設計を設計会社などへ依頼すると少々高くなってしまいますが、リノベーション会社に建築士がいる場合は、デザインだけでなく、空間までもデザインしてくれることがあるので、知識や経験豊富なデザイナーや建築士がいるリフォーム・リノベーション会社をオススメします。
設計料のしくみ
設計とは、施工する側と施工をお願いしているわたしたちとの約束事をデータとしてきちんと残しておき、このリノベーション施工に関わっていく現場のすべての人と共有するとても重要なものになります。
設計料の相場割合は、施工工事費用の全体からみて、10〜20%ほどといわれています。
しかし、リノベーションのデザインから施工まですべて自社で行うところは5%程低い割合で算出しているところもあります。
この設計の工程は、リノベーションを施工する場所が狭くても、広くてもどんな面積でも、お客様のご要望やコンセプトを図面に描くという作業は変わることがありません。
施工箇所が広ければ材料費が増えて、狭ければ材料費は減少していくといったことではないので、施工全体からみる設計料の割合は、リノベーション工事が大規模な場合は、少ない割合で算出されます。
反対に、小さい規模のリノベーション工事になる場合は、高い割合で算出されていきます。
この設計料を無料にする場合、既存の規格のものを取り入れるなど標準な住宅と変わらない設計になる場合があります。
ここは、デザインという発想の対価と思って気持ちよく受け入れると素敵な話し合いができるかもしれませんね。
まとめ
設計図は店舗設計はオーナー様と施行業者のイメージを共有し、より良いお店を作る大切な情報の一つです。
この設計を疎かにしてしまうと、せっかく新たに改装する場合でもスムーズ進まず、さらには思っていたメー時と違うなんて結果につながってしまいます。
失敗や後悔しないためにも、しっかりと設計図を作成してもらい、理想の店舗設計を叶えていきましょう。