店舗の売上を考える際に、動線は重要な役割を担っています。
お客様やスタッフの動きを把握して、効率的な動線を設計することで、店舗の滞在時間や移動する距離を増やすことができます。
今回は、店舗デザインにおける動線設計で売上アップさせるポイントを解説します。
店舗における動線とは
店舗の内装を設計するうえで、重要になるのが動線です。
『動線』とは、人の動きや流れを線で表したものになります。
お客様が通る道を意識して効率の良い動線を設計することで、売上を向上させることも可能です。
一般的に、店舗の滞在時間が長ければ長いほど収益に繋がりやすいといわれています。
また、動線を活用することで、店舗スタッフの働きやすい空間を作ることもできます。
動線にはお客様と店舗スタッフの2種類がありそれぞれ特徴が違います。
滞在時間を長くさせる動線設計
基本的にお客様への動線は長くして、店舗全体を周ることができるように意識しましょう。
動線を長くすることで、滞在時間や移動距離も長くなり様々な商品に触れる機会が増えます。
店舗の通路を狭くしない
店舗内の通路は広くするべきです。
通路が狭く入りづらい店舗だと、お客様の足は遠のいてしまいます。
人が通行しやすい通路幅は1人で60㎝、2人で90㎝と言われているため、十分な通路幅を確保することで混雑を解消しゆとりをもって店舗を移動することができます。
注目してほしい商品の配置
店舗によってアピールしたい商品があり配置を工夫することで売上アップにつなげることができます。
店舗の入り口の商品は最初に目に入るので強い印象を残すことができます。
また流れが遅くなる店舗の奥の商品は目に留まる時間も長くなることが多いです。
スタッフが働きやすい動線
お客様の動線は長くするべきなのに対して、スタッフが働く動線は短くしましょう。
スタッフが働きやすい動線にするには、必要なものを無駄なくとれるよう店舗の設備や備品の配置を工夫することが大事です。
お客様とスタッフが混在するスペースが増えると死角でぶつかってしまうリスクなどが生じるため、お客様とスタッフの動線は被らないようにすることがオススメです。
スタッフの働きやすい環境を提供することで、作業効率も向上し売上にも繋がることになります。
まとめ
店舗デザインは見た目だけではなく動線を意識することが大切です。
お客様にとって居心地のいい空間や、店舗スタッフの働きやすい職場を作ることは売上アップにつながります。
店舗の動線をしっかりと設計することでお客様と店舗スタッフ双方にとって快適な空間を作りましょう。