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店舗照明の基本!明るさと色温度の重要性を解説!

2022.04.21
店舗照明の基本!明るさと色温度の重要性を解説!

店舗照明は、明るさや色によって与える印象がガラリと変わるので、細かいことですがとても重要なポイントになります。

店舗の場所や、目的に最適な照明を選択しないと、違和感や不便な印象を与えてしまい、理想的な店舗とかけ離れてしまいます。

今回は、店舗照明の指標と効果の基本的な知識についてご紹介します。

色温度

 

色温度とは、光の色を表す指標です。単位はケルビン(K)で色温度が高いと青白い色になり、低くなると赤みがかった色になります。

 

電球色 約3000K

温白色 約3500K 

白色 約4000K

昼白色 約5000K

昼光色 約6500K

 

色温度の違いによって人に与える影響や効果も異なります。

例えばオフィスや厨房では色温度を高くすることで清潔感のある集中しやすい環境を作ることができます。

また飲食店の客席では、料理に温かみが感じられるよう色温度を低く設定することで効果が生まれます。

色温度は同じ店舗内でも用途や目的によって設計を変える必要があることを覚えておきましょう。

光束

 

光束とは、照明から発せられる光の量のことです。つまり照明全体の明るさを測る指標で単位はルーメン(lm)を用います。

同じような指標にワット(W)がありますが、ワット(W)は電球の明るさなのに対してルーメン(lm)は照明全体の明るさという違いがあります。

照明には、LEDと白熱電球が使用されることが多いですが、LEDでは白熱電球と同じlm数でより明るくすることが可能なので電力を節約することができます。

照度

 

照度とは、光に照らされたときの面積の明るさの値で単位はルクス(lx)を使います。

部屋全体の明るさがどの程度必要なのかを示す数値で、JIS(日本工業規格)による基準が設けられています。

 

倉庫               100lx

トイレ              200lx

飲食店の客室 200lx

飲食店の厨房 500lx

事務室            750lx

 

上記のように飲食店でも客席や厨房、トイレのように場所によって基準が異なるため、照明設計をする際には照度が下回らないように注意する必要があります。

しかし、基準はあくまで目安なので、適合しない場合でも罰則などはありません。

演色性

 

演色性とは、光に照らされた際のモノの見え方を表す指標で、平均演色評価数(Ra)が用いられます。

演色性では100Ra=自然光を基準として、数値が100に近くなるほど自然に近い色味になります。

具体的には、リンゴは自然光では赤く見えますが、照明の種類によっては黒みがかって見えることがあります。

このように、自然光で見た場合と色の違いが大きいと演色性が悪いということになります。

まとめ

 

店舗照明の色温度や照度は、意外にも内装デザインの演出力をになっているため、失敗しないための重要なポイントになります。

照明の指標や効果などの知識を知っておくことでリフォームの際にも改善点が明確になります。

もし、店舗の照明などに不安がある場合は、デザイン設計と施工まで一貫して行ってくれる会社に設計の相談とお見積りをお勧めします。

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