飲食店では、料理を提供するだけではなく、商品販売スペースを設置する形態の店舗も増加しています。
商品販売スペースを作ることで、飲食店のスペースは減ってしまいますが、相乗効果によって売上アップを目指すことも可能です。
今回は、飲食店で商品販売スペースを設置するポイントについて解説していきます。
飲食店で異なる商品を販売する
近年では、インターネットで多くの商品を購入できるようになり便利になりました。
しかし、商品を実際に見比べたり、触ってみたりして購入を検討することができるのは、とても大きな魅力といえます。
飲食店では、単に食事をするだけではなく、商品販売スペースを設けて異なる商品を販売することで付加価値を生むことができます。
複合型飲食店ミクストランとは
ミクストランはミックスとレストランを合わせた造語であり、飲食店で異なる商品やサービスを提供することを目的としています。
具体的には、本屋やコインランドリー、雑貨店、スポーツジムなど様々な組み合わせがあります。
複合型の飲食店が増加している背景に、お客様は何を食べるかではなく、どんな体験をするかや利便性を重視する店舗を選ぶようになっています。
例えば、本を読みながら食事をすることでリラックスでき特別な体験ができ、食事をする時間にコインランドリーを利用することで時間の節約にもなります。
このように、飲食店では、メニューだけに力を入れるのではなく、他の商品と掛け算をすることで魅力を引き立てることも重要になっています。
飲食店で商品販売スペースを設置するポイント
飲食店で、商品販売スペースを作る際に最も重要なのは、飲食店に適した商品を提供することです。
ここではどのような点に注意するべきかをみていきましょう。
建物の構造や設備が適しているか
異なる商品やサービスを提供する際には、建物の構造や設備が適応しているかを確認する必要があります。
トレーニングジムやスポーツ系の施設の場合には、騒音を防止する壁材や設備を設置しても痛まない耐久性のある床であることが求められます。
また、コインランドリーでは、電力の確保や排水設備が整っているか確認が必要です。
営業許可が必要になるか
飲食店を営業する上で、支障のある業種の場合には、営業許可が下りない可能性があります。
飲食店では、食事を提供するため、動物を扱うサービスであったり、薬品などを使用するなど衛生面で問題がある場合には注意が必要です。
まとめ
飲食店だけでなく他の商品を販売するためには、初期費用が多くかかることになります。
どのような設備や建物の構造が必要かを開業前にしっかりと店舗設計をすることが大事です。
そして、複合型の飲食店を開業することで他店と差別化を図り集客アップを目指しましょう。