自宅でカフェを開業したいけど営業許可は大丈夫なのかと悩んでいる方も多いと思います。
実際にカフェや飲食店の営業許可は厨房などの条件があり、どんな魅力的なカフェでも申請が通らないと営業することができません。
今回は、自宅でカフェを開業する際に厨房が兼業でも営業許可を取る方法について解説します。
自宅をカフェにリフォームする際には営業許可が必要
自宅でもカフェを開業する際には営業許可が必要です。
カフェの開業には、主に飲食店営業許可か喫茶店営業許可のどちらかの営業許可をとることになります。
飲食店営業許可とは、パスタやオムライスのように調理をして食事を提供するスタイルのカフェで申請が必要になります。
一方、喫茶店営業許可はトーストなどの軽食がメインの場合に許可が必要です。
厨房が兼用だと営業許可を取ることができない
カフェの営業許可にはいくつかの条件があり、厨房は家庭用とカフェ用を兼用してはいけません。
また、飲食店営業許可では2層以上のシンクや流しが必要になります。
自宅カフェで営業許可を取るための方法
自宅カフェで営業許可をとるためには、自宅の厨房以外にも厨房を作る必要があります。
ここでは自宅カフェの厨房を設置するための3つの方法を紹介します。
・厨房をリフォームする
自宅の厨房をリフォームして2つ以上に増設する方法があります。
自宅に2階部分がある場合には、1階部分と自宅とカフェで分離して厨房を増設することや同じ階の端に厨房を増設することもできます。
厨房をリフォームする際には、レイアウトや設備の配置などをデザイン会社にアドバイスをもらうことで失敗しない店舗デザインを作ることができます。
このように自宅の厨房をリフォームすることは、もっとも簡単な方法といえます。
空き家を活用する
近隣の空き家や別棟を活用してカフェとして活用する方法もあります。
空き家を利用することで自宅の厨房をリフォームすることなく開業することができますが、空き家や別居を用意するためには費用がかかることがデメリットといえます。
キッチンカーを用意する
自宅や空き家も使えない場合には、キッチンカーを用意しましょう。
移動販売車では、特定の場所に留まることなく営業ができることや少ない資金で開業することが可能ですが、専用の車を用意することや天候に影響されやすいため収入が安定しない場合があります。
まとめ
自宅カフェの厨房は兼用できないためリフォームや別の物件が必要になります。
飲食店の営業許可には厨房以外にも様々な基準があるため、開業をする前には必ず専門家に相談をしてアドバイスを受けることが大切なポイントになります。