エステサロンは低資金でだれでも開業がしやすいため競争率が高いです。
せっかく勇気を出して開業したのに数年で失敗して閉店をするという店舗も増加しているのが実情です。
開業しても失敗しないためには原因と対策を事前に計画しておくことが大切です。
今回は、エステサロンで閉店が多い理由と対策について解説します。
エステサロンが閉店してしまう理由とは
せっかく技術や知識を勉強して独立開業したのに、残念ながら閉店してしまうエステサロンも少なくありません。
エステサロンを開業したのに、なぜ閉店してしまうのか理由について紹介していきます。
エステサロンは飽和している
エステサロンは、比較的開業がしやすい業態として知られています。
開業が簡単である一方で、エステサロンは3年以内に9割以上の店舗が閉店していると言われており、10年では5%から10%の店舗しか生き残れないという現状があります。
開業がしやすいため多くのエステサロンが乱列していますが、しっかりとコンセプトを決め、戦略的に計画を立てないと閉店に追い込まれる厳しい業態です。
差別化が難しい
エステサロンは店舗数も多いため、なかなかライバル店との差別化が難しいです。
他店との違いを明確にしないと継続的に集客できずにリピート客を増やすことができません。
周囲のエステサロンや人気のエステサロンがどのようなサービスや店内内装など付加価値があるか市場調査をすることも大切です。
周囲の店舗に負けないために価格を下げて対抗することも考えられますが、集客できるのは最初だけで経営が苦しくなり価格を再び上げることが難しくなってしまいます。
サロンでは価格ではなく、サービス内容や内装など付加価値をつけてお客様をより満足させることを検討しましょう。
お客様の満足度が低い
エステサロンは、お客様の満足度を維持することがとても大切です。
サービスや店舗に対する満足度が低いと、お客様は継続して利用したいと思えません。
満足度を上げるためには、お客様へアンケートを実施したりヒアリングをすることで不満点や改善点などが浮上し、今後のサービス向上や対策するポイントを明確化することが可能となります。
エステサロンで失敗しないための対策
エステサロンでは、お客様を満足させるサービスが良いだけでも経営していくことが難しいとされています。
そんな生き残りが厳しいとされているエステサロンで失敗しないための対策について紹介していきます。
落ち着いた空間を作る
エステサロンでは、リラックスできる雰囲気のある店内作りが重要になります。
エステサロンに入店するお客様の目的は、非日常感を味わうことや自分へのご褒美など、さまざまな理由があります。
せっかくサービス内容が良くても店舗内装に統一感や特別感がなかったり、店内雰囲気が落ち着かず心から安らぎが感じられないなどマイナスポイントになってしまうと「この空間でまた癒されたい」と思えずにリピーターも定着しにくくなってしまいます。
そのため内装デザインは統一感や特別感のある落ち着いた空間にデザインすることを意識しましょう。
施術室は清潔感が大事
施術室では当然ながら清潔感が重要です。
エステサロンの施術中にゴミや埃などが目に入ると、非日常感から現実に引き戻されてしまい、さらにお客様もガッカリしてしまい体は癒されているのに気分は落ちてしまいます。
また部屋全体が綺麗に整えられているとお客様自身も同様に綺麗になれるというイメージを抱きやすくなります。
まとめ
エステサロンは競争率の高い業態であるため、開業する前には入念に準備をすることが大切です。
開業前後の時期は忙しくなりやすいため、予算をしっかりと決めてサロン内の内装デザインもお客様目線に立って設計することで理想の店舗を作ることができます。