自宅サロンは、サロンだけど個人宅ということで入店がしにくく怖いというイメージがあり、行きたくないと思ってしまうお客様も多いです。
自宅サロンを開業する際には、お客様の不安点を理解して対策をすることで集客を増やすことができます。
今回は、自宅サロンの開業で失敗する理由について紹介します。
自宅サロン開業の失敗理由
自宅でサロンを開業する場合、店舗を借りる必要がなく、気軽にコストをかけずに開業することができます。
しかし、店舗を借りないことがデメリットとなり、集客力を欠いているポイントもあります。
自宅サロンで開業失敗しないためにも失敗から学び、自宅サロンを成功させるための参考にしてください。
自宅サロンは怖いと思われる
一般的なサロンでは、複数の店舗スタッフが常在していて、お客様も複数いる場合が多いです。
しかし、自宅サロンではオーナー兼施術者という場合が多く、室内で一対一という緊張や不安を感じるお客様もいます。
集客方法が口コミのみという場合は、知り合いのお客様が多いため問題ありません。
しかし、HPやサロン検索アプリ、SNSなどの集客方法では新規のお客様をターゲットにしているため「二人きりの密室は不安」「なにかあっても誰も助けてくれない」といった恐怖心を感じてしまうこともあります。
施術者が女性である場合には、情報を開示してお客様を安心させる工夫も必要になります。
集客がしにくい
自宅サロンは店舗型と比較して集客しにくい特徴があります。
店舗型では、看板を設置することやSNSなどで住所を書いて宣伝することもしやすいです。
しかし自宅サロンでは、近隣の住民もいるため看板を置くことも簡単ではなく、自宅の住所も開示しにくいため場所が分かりにくいという欠点があります。
また自宅サロン内の様子も写真などで情報公開しにくいこともあり、施術室の様子が分かりにくく入店することを躊躇するお客様も多いです。
価格設定を間違える
自宅サロンは、趣味の延長で開業するという方も多く、コストもかからないためリスクが低く簡単に開業できてしまうことから経営に対しても大雑把になってしまう方も少なくありません。
また、自宅サロンだと家賃・テナント料がかからないため、価格を安く設定しても大丈夫と安易に考えてしまう方もいます。
しかし、安さを売りにしてしまうと「サービスがイマイチ」「内装が質素」「効果ない」など懐疑的な発想になりがちなため、ブランド力も乏しくなってしまいます。
安さを売りにするよりも周囲の他店舗と同じ価格帯にし、より質の良いサービスと空間作りを徹底することで、他には真似できない満足度の高いサービスを提供することができるようになります。
入店しやすい自宅サロンにするためには
自宅サロンだからこそ集客しても新規の成約率が低いなどのデメリットがあります。
しかし、自宅サロンでも新規の顧客が安心できるような工夫をすることで、成約率につながることもあります。
自宅サロンでも入店しやすくするためのポイントについて紹介していきます。
写真などの情報をたくさん載せる
自宅サロンは写真によって外観や内装、接客中の写真などをたくさん公開することで、来客するお客様の不安を軽減させることができます。
玄関の様子や駐車場、施術室などがどのような雰囲気なのかを写真で見ることで雰囲気も伝わり、安心して来店することができる安心材料になります。
他にも、スマートフォンや車のナビでは到着できない場合は、大通りからのわかりやすい道順を手書きの地図にして写真を掲載することでスムーズにアクセスしやすくなります。
また、家の周りに目印となる看板を掲げておくことで目的地周辺でも見つけやすく迷いにくくなります。
自分のプロフィールを開示する
自宅サロンで多くのお客様に来店してもらうためには、自分のプロフィールを書くことがとても重要です。
自分の顔写真や年齢、性別、施術の経歴、資格の有無などを詳細に載せることで安心感や質の高いサービスへの期待感が高まります。
特に施術者が男性の場合では、女性のお客様が不安になるため、施術中の接客姿勢を動画にて公開することで、安心して来店してもらうことができるようになります。
まとめ
自宅サロンは、開業がしやすいメリットがありますが、ライバル店も多く長期的に経営することが難しい傾向にあります。
他店との差別化を図るためには、他店にはない強みを持ち集客に対して努力を惜しまずにしっかりと作り込むことが大切です。
お客様の不安点を払拭して、入店しやすい自宅サロンをデザインしていきましょう。