懐かしい気持ちを味わいたい時に、昭和レトロな喫茶店を求める方が増えています。
レトロな雰囲気の喫茶店にはどのような内装デザインが適しているのでしょうか。
今回は、レトロな喫茶店を開業する際の内装デザインのポイントを解説します。
レトロな喫茶店の特徴
昭和レトロな喫茶店と現代のカフェでは様々な点で違いがあります。
純喫茶では、原則としてアルコール類の提供はしておらずコーヒーやソフトドリンクのみの提供になります。
そしてジャズやクラシックなどの音楽が流れ、落ち着いた大人の空間を提供するのがレトロな喫茶店の特徴といえます。
レトロな喫茶店を作る内装デザインのポイント
レトロな喫茶店の照明
照明の色温度は、電球色が適しています。
色温度とは光の色味を表す指標であり、色温度が高い昼白色や昼光色では仕事や勉強などに集中しやすくなります。
一方で色温度の低い電球色は、オレンジがかった色で住宅のリビングや寝室などでよく利用されています。
電球色はリラックスできる効果があるため、レトロな喫茶店で優しく温かい空間を作り出すことが可能です。
レトロな喫茶店の床材
床材には、ダークブラウンの木材やレンガなどの石材、絨毯がおすすめです。
昭和を感じさせる内装デザインにするためには、床材にもこだわる必要があります。
特に深みのある色が良く、ダークブラウンの木材や石材、絨毯では赤や青を選ぶことで高級感や優雅さを出すことができます。
レトロな喫茶店の壁
壁材にはタイルやレンガを選びましょう。
昭和レトロな喫茶店を作るためには、昔から存在していたような雰囲気を出すことが重要です。
しかし全ての壁をレンガで覆ってしまうのではなく、一部を昭和レトロな壁材にすることで硬すぎる印象になりません。
柱の一部や壁の一面だけをレトロ風にすることでワンポイントのアクセントとして印象を残すことができます。
レトロな喫茶店の家具インテリア
レトロ風の喫茶店では椅子やテーブルの材質や色を統一することが大切です。
内装全体を昭和レトロで揃えても椅子やテーブルだけ現代風のままでは、雰囲気を出すことは難しくなります。
昭和レトロな椅子にはダークブラウンなどの深めの色の木材を選ぶことをおすすめします。
深い色には重厚感があり落ち着いた空間を作ることが可能です。
まとめ
昭和レトロな喫茶店を開業するためには、内装デザインに統一感を出し落ち着いた色でまとめることが重要です。
そのためには、壁や床だけではなく、照明の種類や椅子、テーブルなども落ち着きのある製品で揃える必要があります。
内装ひとつひとつに注意することで理想の昭和レトロな喫茶店を作りましょう。