店舗の床を選ぶ際に、カーペットやフローリングなど種類で悩むことが多いと思います。
床材は店舗のコンセプトに合うことはもちろんですが、安全性やメンテナンス性に優れていることが重要です。
今回は、カーペットやフローリングの特徴やどんな店舗に適しているのかを解説します。
カーペットの特徴
カーペットは日本語では「絨毯」のことで、主にポリプロピレンやナイロン素材でできています。
特徴としては、保温性や吸音性に優れており、高級感を演出できるためホテルやオフィスなどに適しています。
カーペットにはロールカーペットの他に正方形にカットされたタイルカーペットがあり、それぞれ特徴が異なります。
カーペットのメリット
カーペットは歩き心地が良く、埃が舞いにくいことがメリットです。
また、保温性や吸湿性があり高級感を演出することができるため、高級ホテルやラウンジなどではロールカーペットが使用されることが多いです。
そして、オフィスなどでは汚れがついた場合でも取り外しが可能なタイルカーペットが使われます。
カーペットのデメリット
カーペットは汚れやすく掃除をするのが大変な点がデメリットといえます。
摩擦や水に対して弱いため、美容室や飲食店など床が汚れやすい店舗には向いていません。
フローリングの特徴
フローリングとは、一般的には木材を使用した床材のことです。
大きく分けて無垢材だけで作られた「単層フローリング」と、合板と張り合わせて作る「複合フローリング」などがあります。
フローリングは、用途や使用される木の種類によって費用も変わるため、店舗に適した床材を知っておくことが大切です。
フローリングのメリット
フローリングのメリットは自然素材の質感や香りがあることです。
また、木材には湿度を調整する機能もあり柔らかいため足への負担も軽減できます。
また複合フローリングでは、耐衝撃や耐アレルゲンなど様々な機能やデザインがあります。
フローリングは、自然素材のデザインを活かすことのできる美容院やパン屋などに適しています。
フローリングのデメリット
フローリングのデメリットは傷がつきやすい点や水に弱い点があります。
単層フローリングでは無垢材を使用しているため、水に弱くこまめなメンテナンスが必要になります。
そして、費用も天然素材なため比較的高価になることが特徴です。
汚れやすい飲食店などの床材に適していないことに注意しましょう。
まとめ
床材は種類ごとに特徴が異なるため、店舗に適しているデザイン性やメンテナンス性に優れた材料を選ぶことが大切です。
また店舗デザインは、床材以外にも壁やインテリアなど様々な要素を考慮する必要があるため、デザイナーが在籍している店舗設計・店舗デザインが行える会社へ相談することを検討してはいかがでしょうか。
