店舗の開業を検討する時に、照明の選び方に悩む方も多いと思います。
しかし、店舗のコンセプトが明確でしたら、照明デザインも合わせて設計することで統一感が生まれるようになります。
今回は、店舗デザインにおけるコンセプトに沿った照明デザインについて解説をします。
店舗のコンセプトと照明の関係性
コンセプトを活かした店舗作りをするためには、照明デザインが大きく関係してきます。
店舗における照明は、単に明るさを調整するだけではなく、商品やサービスの見栄えを良くすることや店内の雰囲気を作り出す役割があります。
店舗の照明デザインとコンセプトがかけ離れていると、店舗の魅力を十分に引き出すことができません。
そのため、コンセプトに合わせた照明デザインを設計することが重要になります。
コンセプトに沿った照明の選び方
リラックスできる落ち着いた雰囲気の空間
癒しのあるリラックスできる店舗には、間接照明を取り入れることをオススメします。
間接照明を商品やサービスなどに上手く活用することで、周囲の人や物が視界に入ることがなく自分だけの空間を楽しむことができます。
また、店舗全体を暗くすることで非現実感を作り出し、特別な時間を演出することも可能です。
ナチュラルな印象を出したい場合
店内をナチュラルな印象にしたい場合には、自然光を活用しましょう。
自然光に近い照明かどうかは、演色性(Ra)の高さによって判断することができます。
演色性は、自然光のRa=100を基準にしており、高くなるほど太陽光に近い色味になります。
ちなみに、蛍光灯はRa=60~70程度、LEDの場合はRa=80程度となっています。
自然光に近い照明には、シーリングライトなどを取り入れることで提供される料理を魅力的に演出することができ、食材の良さを引き立てることが可能です。
高級感を演出するためには
高級ホテルや高級レストランのような雰囲気を作るためには、光と影のコントラストを作ることが重要です。
光だけでなく影を作り出すためには、一室に様々な種類の照明を配置する必要があります。
照明には、シャンデリアやシーリングライトのような全体照明とテーブルランプやフロアスタンドのような部分照明があり、それぞれの照明を組み合わせることで光のコントラストが生まれ、おしゃれで高級感のある雰囲気を演出することができます。
まとめ
照明の選び方によって、店舗の雰囲気が大きく変わってしまいます。
店舗作りの際には、まずコンセプトを決めてから照明デザインを合わせていくことが重要です。
そして、照明にも様々な種類があるため、機能や明るさの違いを理解して選びましょう。