飲食店の内装は、売上を左右する重要な役割を持っています。
内装工事を専門家に依頼せずにDIYをすることで、思い通りのデザインが可能になる一方で、DIYが出来ない箇所を把握しておかないと失敗してしまうこともあるため、DIYが可能な範囲を理解することはとても大切です。
今回は、飲食店の内装をDIYで作る際のメリットと注意点について紹介します。
飲食店におけるDIYのメリット
自由なデザインを選ぶことが可能
DIYでは、自分のイメージ通りのデザインを表現することができます。
内装工事を依頼する時によくある失敗のひとつが、デザインが想像とかけ離れていたということがあります。
内装工事では、施工業者とよく話し合わないと失敗してしまう可能性がありますが、DIYでは自分自身でデザインするため思い通りに作り上げることができます。
コストの削減になる
飲食店の内装をDIYする一番のメリットは、コストの削減です。
内装を施工業者に依頼する場合には工事費用が発生し、場合によっては予算をオーバーしてしまうこともあります。
一方で、DIYでかかる費用は材料費だけになるため、初期費用を抑えることができて予算を他に回すことも可能になります。
飲食店でDIYをする際の注意点
DIYできない箇所を区別する
飲食店では、DIYが可能な箇所と専門家に任せるべき箇所が存在します。
特に、電気や水道などインフラ関係は、資格などが必要になることがあるため、DIYできない箇所を把握しておくことが大切です。
DIYしても問題ない箇所は、壁や床の塗装や照明器具の交換です。
壁紙の張替えなどは、雰囲気を変えたい場合に効果があります。
一方で、電気や水道、ガスなどの配管工事はDIYを行うことに適していません。
たとえコンセントの交換だけでも電気工事士の資格が必要になるため、無許可で作業するとトラブルの原因になります
また、耐久性が必要な柱なども安全性に関わる重要な役割があるため、建物の構造に関わるような部分をDIYすることは避けたほうが良いでしょう。
想定より時間がかかってしまうことも
飲食店の開業やリフォームでは、工事のスケジュールが決まっています。
専門家でない人間がDIYで内装をいじる場合には、想定よりも時間がかかってしまうことが考えられます。
なかでも、壁の塗装など慣れていない作業する際には、期間や予算に余裕を持って対応することが大事です。
まとめ
飲食店の内装工事では、DIYできる箇所と出来ない箇所を区別することが大切です。
飲食店の内装をDIYで行うことにより、店舗に愛着がわきイメージ通りのデザインができることは大きな魅力です。
しかし、DIYができない箇所もあるため、必要に応じて専門家である内装業者に依頼するようにしましょう。