最近では、オフィスやアパレルショップなど、様々な店舗でスケルトン天井を採用することが増加しています。
スケルトン天井は、余計な装飾を取り除いているため、シンプルでお洒落な空間を演出することに向いています。
しかし、スケルトン天井にすることで、どのようなデメリットがあるのか心配する方も多いです。
今回は、店舗をスケルトン天井にするメリットや注意点について解説していきます。
スケルトン天井とは
スケルトン天井は、建物の構造部分がむき出しになっている状態の天井のことです。
一般的な天井では、石膏ボードなどの天井材を使用してコンクリート部分を覆い、壁紙や塗装などを行います。
近年では、天井部分をあえてむき出しにすることでお洒落なデザインにし、スケルトン天井を採用する人が増加しています。
スケルトン天井のメリット
お洒落な空間
剝き出しのスケルトン天井にすることで、シンプルなデザインになり、お洒落な空間を演出することが可能です。
コンクリートむき出しの天井は、無機質でシンプルなため、他のインテリアや壁や床を目立たせる効果があり、アパレルショップや美容院、カフェなどさまざまな業種にも採用されることが多いです。
開放感のある室内
スケルトン天井の最大のメリットは、開放感のある空間を作り出せることです。
通常の天井では、天井材などを使用しているため、その分だけ床から天井まで高さが狭くなってしまいます。
スケルトン天井では、通常の天井よりも80cm程度は、高さを確保することができ、明るく解放的なイメージを作ることができます。
スケルトン天井の注意点
工事費用が高くなる
スケルトン天井を採用している物件は、まだまだ多くないため、工事費用が高くなる可能性が高いです。
物件の契約では、建物を元通りの状態に戻す原状回復義務が発生します。
通常の天井がある状態からスケルトン天井へ変更するために工事をすると、契約を解除する時には原状回復のために再度天井を元に戻す必要があります。
物件を契約する際には、退去時にどの程度の費用がかかるのかを計算しておくことが大切になります。
外気の影響を受けやすい
通常の天井で使用される石膏ボードやクロスなどには、断熱効果などがあります。
スケルトン天井では、剥き出しの状態になり、外気の影響を受けやすく、外の気温に左右されやすい特徴があります。
また、室内の体積も増えるため、空調のパフォーマンスも低下することが懸念されます。
まとめ
スケルトン天井は、店舗をお洒落に演出することに向いています。
しかし現状では、スケルトン天井を採用している物件も少ないため、工事費用や空調の効率なども注意して採用するかを慎重に決めることが大切です。