オフィス内に感染対策を取り入れたいと困っている方も多いかもしれません。
コロナ禍になり様々な働き方が求められるようになり、オフィスデザインに多くの課題が生まれている企業も増えています。
今回は、コロナ禍のオフィスデザインの課題やポイントについて紹介します。
コロナ禍のオフィスデザインの課題とは
リモートワークへの対応
コロナ禍のオフィスでは、通勤中や勤務中での接触を避けるために、リモートワークへの対応が必要になります。
実際にテレワークなどで、オフィスに出社する従業員が減少すると、オフィスのスペースやデスクが余ることになります。
そのため、無駄をなくし節約するためには、オフィスの縮小や移転を行わなければいけません。
オフィス内の換気
オフィスの密閉された空間内で作業すると、感染症などのリスクが大いに増加します。
そのため、風の流れができるよう2か所以上の窓を開けて、定期的に換気を続けることが求められます。
オフィスに窓が無い場合は、高機能換気設備を設置することで、十分に換気することができるようになり、感染症対策にもなります。
三密を避けるレイアウト
オフィス内で三密を避けるため、ソーシャルディスタンスに注意したレイアウトにする必要があります。
周囲の人間と2メートル以上の間隔をとることや、対面で向かい合うことのないようなレイアウトにすることなど、従来のオフィスデザインからの変更をすることが求められます。
コロナ禍のオフィスデザインのポイント
オフィスの分散化
コロナ禍では、オフィスに出社する以外に様々な方法で働くことが求められます。
そのため、自宅でのテレワーク以外にもサードプレイスオフィスとして、サテライトオフィスの導入やコワーキングスペースの契約をすることなど、従来のオフィスから働く場所を変えることでコストの削減も可能になります。
空調設備の導入
オフィスでは、窓を開けて自然換気をすることも可能ですが、人手を使うことで作業効率が悪くなることが懸念されます。
そこで、空調設備を導入することで、自動的に換気をするシステムを構築することがおすすめできます。
給気と排気の機能を持った換気設備を導入することで、自動的に空気を循環させる流れを作りオフィスの作業効率も上げることができます。
ABWという働き方
ABWとは、「Activity-Based Working」の頭文字をとった略称のことで、仕事の内容や人数に合わせて、自由に働く場所や時間を選ぶ働き方のことです。
全ての従業員が、同じ時間内に同じ場所にいることで、三密になりやすくなり、感染するリスクも増加します。
そのため、ABWを導入することで感染対策だけでなく、従業員が集中しやすい環境を作ることもできます。
まとめ
コロナ禍のオフィスデザインでは、働き方に合わせてレイアウトや設備も変えていく必要があります。
移転や改装を検討している方は、デザイナーが在籍し、店舗設計に強い施工会社に相談することで、悩みを解決できるかもしれません。