立ち飲み店は、狭小な立地や少ないコストでも気軽に開業がしやすいため注目が集まっています。
しかし、立ち飲み店ではどのような店舗デザインにすればよいのでしょうか。
今回は、立ち飲み店の店舗デザインで注意しなければいけないポイントについて解説します。
立ち飲み店とは
飲食店における立ち飲み店とは、スタンド業態とも呼ばれており、椅子やテーブルを設置せずカウンターで立食をするスタイルのことです。
立ち飲みといえば、蕎麦やうどん店をイメージする人も多いかもしれませんが、近年では焼き鳥や焼肉、寿司など大手チェーン店が取り入れるなど増加傾向にあります。
立ち飲み店の店舗デザインのポイント
店舗のコンセプトに合わせた雰囲気
立ち飲み店を開業するためには、まずコンセプトを明確にしましょう。
立ち飲み屋を利用する人の多くは、仕事帰りに気軽に訪れることができることや価格の安さ、賑やかな雰囲気などが求められます。
逆に落ち着いた空間や高級感などは、コンセプトから外れてしまうため、客層にあった店舗の雰囲気を作ることが大事です。
移動しやすい動線
立ち飲み店は、回転率を重視しているため食事を提供する動線を丁寧に設計する必要があります。
できるだけ早く料理を提供できるよう、厨房からの動線をシンプルに設計しましょう。
また、立ち飲み店は限られた狭小なスペースで営業することが多いので、お客様が居心地悪くなったり混乱してしまうような動線は避けなければいけません。
立ち飲み店に適したカウンター
カウンターの使い方によって店舗の売り上げが大きく左右されることがあります。
カウンター席のみの場合には、コの字型カウンターを採用する店舗も多いです。
コの字型のカウンターでは、すべてのお客様の様子を把握できるため対応もしやすく、I字型のカウンターと比較してより多くのお客様を受け入れることができます。
店内の様子が把握できる作り
立ち飲み店では、通行人や一人客がおもわず来店してしまうような活気のある雰囲気を外からでも感じられる作りにすることが大事です。
外から店内の様子が把握できることで、どのような料理を提供しているかや雰囲気などを知ることができ、お客様に安心感を与えることができます。
一方で、店内が暗く様子がみえない作りになっていると、入りにくくなってしまうため来店しにくく避けるべきでしょう。
まとめ
立ち飲み形式の店舗では、回転率や店内の雰囲気づくりが重要になります。
入店のハードルを低くするため外から店内の様子が分かるようにし、回転率を重視した動線を意識することで売り上げを伸ばすことが期待できます。