店舗のデザインにはオシャレな雰囲気を出すことやコンセプトを反映すること以外にブランディング効果もあります。
店舗デザインによってブランディング効果を高めることができれば、売上のアップや費用の節約など様々な恩恵を受けることができます。
今回は、店舗デザインによるブランディング効果について解説していきます。
ブランディング効果とは
ブランディングとは、商品やサービスと店舗・企業のイメージを関連付けさせて認知度を高める活動のことをいいます。
例えば、iPhoneといえばApple社、プリウスといえばトヨタ、名古屋のリフォーム・リノベーション会社といえばロルフなど「〇〇といえば、この会社!」のように、商品やサービスをイメージした際に、会社が連想されるようにするように認知度を高めることです。
店舗デザインによるブランディングの場合は、店舗の外装デザインから商品やサービス、企業情報などが一目見ただけでイメージできるように定着させることが目的になります。
また、内装デザインでは「青と黄色のカラー・雑貨と本の陳列棚によって迷路のよう・ポップが独特で面白い」これらをイメージした際に特定の店舗が思い浮かんでくるかと思います。(答えはヴィレッジヴァンガードのことです。)
これらのように外装・内装の店舗デザインによって、どんな商品・サービスもしくは企業なのかイメージが連想されることです。
店舗デザインでブランディングをするメリット
店舗をブランディング化することで売上の向上だけではなく、コストの削減や競合店との差別化をすることができます。
では、店舗にブランディング効果があることで得られるメリットについてみていきましょう。
安定した収益
店舗で安定した売上を継続させるためには、リピート客を増加させることが大切です。
しかし、競合店などが多いと簡単に売上や来客を伸ばすことができません。
そこでブランディング化することで、満足度の高いサービスや商品が提供されるというイメージを定着させることができ、新規顧客の獲得やリピート客の増加、また知人や家族などにも安心して紹介しやすい店舗へと繋がってきます。
安心して来店してもらえるお客様が増加することで、高価格帯の商品だったとしても店舗のブランドがあることによって信用を勝ちとることができ、売れるようになることから価格競争をする必要もなくなります。
コストを抑えることができる
ブランディング化されていない店舗では、商品を売るために様々な手段で宣伝をする必要があります。
一方でブランディング効果のある店舗では、看板や商品をみるだけで品質や価格などを理解することができ、口コミなどからも宣伝効果が期待できます。
そのため初期投資は必要ですが、ブランディング効果が高まった後では広告費などを抑えることが可能になります。
他店との差別化をすることが可能
店舗にブランディング効果があると競合店との差別化をすることが容易になります。
他店との差別化をするためには、コンセプトや価格帯、内装のインテリアや宣伝の仕方など多くの要素がありますが、店舗をブランディング化することで商品を購入することに価値を感じ売上が向上します。
このようにブランディング効果を活用することで店舗を差別化し好循環を生むことができます。
まとめ
店舗をブランディング化することで売上のアップだけでなく、コストの削減や人材の確保など様々な効果があることが分かりました。
店舗のブランディング化は他店との差をつけるだけではなく、自店舗を見直す機会にもなりますので積極的に活用していくことが大事です。