カフェや喫茶店の店舗リフォーム・リノベーションをお考えの方は、デザインとは別に様々な計画が必要となります。
今回はカフェ・喫茶店の店舗リフォーム・リノベーションによる４つの注意点をご紹介します。
注意点①｜動線の計画
動線とは、人の動きを線で表したもので、「お客様が入口から席まで通る線やトイレなどへ行き来する場合の線」や「スタッフが接客をする際や清掃する際に通る線」のことで、人がすれ違える程度あけることが理想的です。
動線計画が出来ていない場合、スタッフの作業効率低下、お客様満足度の低下につながってしまう等、店舗改装において非常に注意が必要です。
動線を理解した上で、席数を計画しましょう。
計画する動線幅の基準は、
①メイン通路幅は、大人が十分すれ違える1.2ｍ～1.4ｍ程度
②その他動線は、60㎝以上で、スタッフとお客様の動線が重ならないよう注意
上記の注意点の元、動線を計画しましょう。
注意点②｜設備の配置
カフェや喫茶店は、本格的な料理を提供する飲食店でなくても、飲食店の一つです。
シンクがお客様側から見えないようにしたり、軽食を保存しておくための冷蔵庫、スウィーツを提供する場合は、冷蔵ショーケースなどを配置するなど、お店のコンセプトに合った設備が必要となります。
さらに衛生法上、店内に手洗い器などの設備が必要となるケースもあります。
店舗の形態及び法規上必要な設備などは、事前にチェックが必要です。
注意点③｜空調設備
店舗などでは、住宅用壁付けの空調ではなく、天井取り付けタイプの空調を用います。
その場合、天井に空調を取り付けれるだけの強度確保の為、補強を行ったり、給排気用のダクト設置が必要となります。
空調の大きさ、店舗の広さなどで異なる為、空調の容量、それに伴う補強やデザインに関しても、事前にチェックする必要があるでしょう。
注意点④｜トイレスペース
飲食店では、お店の清潔感以上に、トイレの清潔感が最重要です。
和式トイレなど、古い形は不衛生とされてしまう為、和式の場合、洋式の便器に取り換えるなどを計画しましょう。
男女分けるなどの配慮を行えるとさらに良いです。
特に女性のターゲットを中心にする場合は、トイレの空間を清潔にし機能面も充実させると、お店の印象が格段によくなりリピート率も上がりやすくなります。
まとめ
これらすべては、店舗の形、広さ、お店のコンセプトによりパターンが異なります。
様々な問題を解決し、理想空間を作り出すために、優秀なアドバイザーが不可欠です。
工事依頼の際、改装案を細かく相談できるアドバイザーを選ぶことが、カフェや喫茶店リフォーム・リノベーションを成功させる方法です。
