店舗改装を考えた際に、「簡単な所はDIYしようかな…」「壁紙とか自分で貼ってみようかな」などと費用面を考えてDIYを考える方も少なくありません。
しかし、技術も知識も乏しい素人が手掛けた内装では、お客様が居心地の良い空間に仕上げることは難しく、スタッフの動線や店舗収益の面でも悪化してしまうこともあります。
今回は、DIYとリフォーム・リノベーション専門業者との品質の違いについてご紹介します。
DIYで可能な店舗リフォームの規模
店舗改装を自作DIYを行うのであれば、DIY可能な規模を把握しなければなりません。
【自作DIYが困難な工事】
・水廻りの配管工事
・電気配線や配管工事
・構造にかかわる場所の工事(柱、梁、基礎等)
・窓枠、サッシ工事
上記の項目は、資格が必要であったり、後々雨漏りや、水漏れ、漏電などに影響するため、専門業者へ依頼しなければ大きなトラブルにつながります。
【自作DIYで可能な工事】
・内装の仕上げ(床、壁紙など)
・什器や棚などの塗装
・照明器具などの取替
上記であれば、専門業者へ頼まなくても自作DIYが可能です。
DIYと専門業者との品質の違い
上記の内装などは、専門知識や資格に関して言えば素人でも可能な工事ですが、やはり専門業者とは品質が全く異なることも事実な為、お勧めできません。
では、どのように違うのかを見ていきましょう。
材料品質
材料は、手掛けた仕上げ等の寿命に直結する重要なポイントです。
素人がホームセンターなどで購入する材料に比べ、専門業者がメーカーや問屋から仕入れる材料は、粗悪なものは少なく、選りすぐった材料なので、劣化寿命も長くなります。
施工技術
壁紙一つにしても、壁紙の柄を合わす技術、壁紙ののり付け等、素人にはまねできない技術があります。
塗装に関しても同様で、早期に劣化しない為の方法を、施工場所や対象物に応じて、適切な材料を使用し、しっかりと対応していきます。
アフターケア
専門業者では、クロスジョイントの隙間や、床鳴り、塗装の剥がれなど、施工後のアフターケアも充実しています。
材料の在庫などを確保している場合もある為、早期に対応してくることも大きなメリットです。
まとめ
費用面を考えると、「DIYで節約」と考えがちですが、アフターケアや、寿命などを考えると、実は専門業者にしっかりした施工を施してもらう方が安い場合も多いです。
DIYの情報よりも、優良なリフォーム専門業者を探すことが実は、安く良い店舗を作る方法なのです。