喫茶店を開業するためには多くの設備や道具、備品が必要です。
理想の喫茶店を作るためには、自由なデザインをするだけではなく営業許可に沿った前準備をしないと失敗してしまうこともあります。
今回は、失敗しない喫茶店開業の準備をするために必要な設備や道具・備品を確認していきましょう。
喫茶店で必要な設備とは
喫茶店を開業するためには営業許可が必要になります。
営業許可の項目には、シンクの数やサイズ、照明の明るさや冷蔵設備、給湯設備などがあり、共通基準をすべて満たす必要があります。
営業許可の基準をクリアできないと開業ができないため、物件選びから営業許可に通るかを確認しながら選定をしなければいけません。
冷蔵庫
喫茶店の冷蔵庫は営業許可をもらうために温度計を設置する必要があります。
業務用冷蔵庫はデジタル温度計が備わっているものもあるため、中古品もしくはリースなどを活用することがオススメです。
家庭用冷蔵庫の場合は温度計が備わっていないため、温度計を設置しましょう。
また、冷蔵庫や冷凍庫のサイズは座席数などに応じ、必要な材料が入る保管ができるかも確認しておきましょう。
シンク
喫茶店のシンクは2層構造であることが必須条件です。
飲食店の場合、シンクが調理場と直接つながる場所に設置されることが求められており、手洗い場とは別のシンクを設置する必要があります。
また、1層の大きさが幅45cm×奥行き36cm×深さ18cm以上必要になります。
そしてそれぞれのシンクにお湯も出る蛇口が必要になります。
製氷機
喫茶店では氷を大量に必要とするため、冷凍庫だけではなく製氷機も設置しなければいけません。
特に春から夏にかけては冷たい飲料を注文されるお客様が増加するため、氷がなくならないようにしましょう。
コーヒーメーカー
喫茶店ではほぼすべての店舗でコーヒーを注文されるため、コーヒーメーカーは必須です。
コーヒーメーカーにはエスプレッソマシンが付属しているタイプとドリップ式がありますが、開業する喫茶店に合ったタイプを選びましょう。
喫茶店で最低限必要な道具と備品
喫茶店では、軽食なども扱うことがあるため、意外に忘れがちな道具や備品などがあります。
営業開始日までに忘れないように準備しましょう。
会計機器
会計機器は喫茶店の規模によって購入するタイプも異なります。
パソコン型のPOSレジは会計の計算に便利ですが、小規模の店舗や個人カフェなどでは小型の簡易レジでも対応が可能です。
食器
喫茶店の食器は重要な備品のひとつになります。
食器によって喫茶店のイメージを演出することや料理をおいしく見せる効果があります。
食器の選び方はコンセプトに合ったもので、高価すぎず買い足しやすいもの、そして耐久性に優れたものを選びましょう。
調理器具
喫茶店の調理器具には、包丁、フライパン、まな板、フライ返し、鍋などがあります。
また、モーニングや軽食などの料理を提供する場合、電子レンジやトースターなども必要な設備になります。
店舗によって提供する料理も異なるため必要な調理器具を開業前に確認しておきましょう。
まとめ
喫茶店を開業する前には必ず設備や道具、備品が揃っているかを確認しましょう。
喫茶店の営業許可をクリアできないと開業ができないため、事前に前準備をしっかりしておくことが大事です。
コスト面も考慮して必要であれば中古設備も導入することでスムーズに開業することができます。
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