飲食店の個室は、お客様に特別感を与え、居心地が良い空間を提供できることから導入する店舗は年々増加傾向にあります。
しかし、個室を設置するためには内装費用が高くなることやスペースの確保など課題もあることを理解しておく必要があります。
今回は、飲食店で個室を設置するメリットとデメリットについて解説していきます。
飲食店に個室を導入するメリット
飲食店に個室を設けることで、どのようなメリットがあるのか紹介していきます。
個室ごとに違いを出すことができる
飲食店の客席は統一されたデザインが採用されることが多いです。
しかし、個室であれば部屋ごとにオリジナリティを出すことが可能です。
例えば、畳や障子を利用した和風の個室を用意することや子供が飽きないように遊具などを設置することなどもできます。
客単価が高くなる
飲食店の個室ではリラックスした状態で過ごせるため客単価が高くなる傾向にあります。
個室をお客様は特別な日に利用するなども多く、コース料理を注文することや通常よりも注文数が多くなります。
そのため、個室のある飲食店では追加注文をしやすいメニューを増やすことで客単価をより増やすことができます。
幅広いターゲットが利用できる
個室の飲食店では、人目を気にする必要がないため、幅広い客層が利用できるようになります。
家族連れやデート、ビジネスでの利用など、多くのターゲット層を呼びやすいスタイルです。
外部に洩らせないような会話や周りを気にすることなく会話を楽しみたいお客様も気軽に利用することができ、周囲への影響を気にすることがないというメリットがあります。
飲食店に個室を導入するデメリット
飲食店に個室を設けることで様々なメリットがありますが、デメリットについても理解しておくことで失敗や後悔しない店舗設計にすることができるようになります。
コストがかかる
飲食店で個室を作るためには、壁や柱など設置しなければなりません。
そのため内装費用が多くかかり初期費用も高くなってしまいます。
最近では、個室だけでなく半個室というパーテーションや簡易な仕切りなどで客席を分けるスタイルも増えています。
初期費用が抑えたい場合には、半個室を利用することも検討しましょう。
広いスペースを確保する必要
飲食店に個室を複数作る場合には、広いスペースが必要になります。
広いスペースを確保すると、その分物件取得費も増加してしまうため負担が増えるデメリットがあります。
限られたスペースで個室を作りたい場合には、テーブル席やカウンター席の数を減らすなど工夫が必要になります。
まとめ
飲食に個室を設置することで客単価を上げる効果もあり、特別な演出をすることができます。
しかし、費用や広い敷地も必要になるため、予算や飲食店のコンセプトをしっかりと計画して準備を進めることが大切です。
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