最近の飲食店や居酒屋では、掘りごたつ席を導入する店舗が増加傾向にあります。
掘りごたつ席は昔からある定番のインテリアではありますが、近年では外国人観光客やカジュアル層にも人気があり、和を基調とした店舗を作りやすいです。
今回は、飲食店で掘りごたつ席を導入する効果や注意点について解説します。
飲食店に掘りごたつ席を導入する効果
飲食店はカウンターとテーブル席が一般的ですが、コンセプトによっては掘りごたつを採用することで、さまざまなメリットがあります。
飲食店に掘りごたつを導入する効果について紹介していきます。
客単価の上がる効果
堀りごたつ席では、長時間座っていても疲れにくく居心地の良い空間を作ることができます。
家の中でリラックスしているような感覚で過ごせるため、お酒や追加のオーダーが入りやすくなります。
団体客なども取り込むことができるため、売上のアップが期待できるでしょう。
新しい客層を取り入れる効果
居酒屋の掘りごたつ席は、正座やあぐらをかくかなくとも座りやすく、日本独特の文化ということもあり海外からも注目が集まっています。
近年では、日本独自の文化として掘りごたつ席を体験してみたい外国人観光客やお座敷席では負担がかかってしまう高齢者層なども安心して利用できるため人気が高まっています。
新しい客層の発掘やニッチな客層などを取り込みたい場合には堀りごたつ席を導入することで効果が見込めます。
和を取り入れたデザイン
掘りごたつ席には日本の伝統的なイメージがあるため、和を基調としたコンセプトを強調したい場合には効果があります。
堀りごたつ席の他にも、畳や障子など和を感じさせる内装デザインに統一することで、インバウンド需要にも対応することが可能です。
飲食店に掘りごたつ席を導入する際の注意点
飲食店に掘りごたつ席を導入すると様々なメリットがありますが、注意しなければならならいポイントもあるので紹介していきます。
店舗のスペースが必要
掘りごたつを設置するには専用のスペースが必要となるため、広めの床面積が必要になります。
店舗が小さい場合は、掘りごたつを導入すると圧迫感が出てしまうため、十分な広さを確保しなければならないデメリットがあります。
設置するための費用がかかる
掘りごたつ席はテーブル席などと比較すると設置費用が高くなります。
2人用からの掘りごたつ席では20万円以上するため高額な出費となってしまいます。
掃除やメンテナンスが手間になることも
掘りごたつの中の部分は、床よりも低く掃除をすることが大変になります。
足元に飲食物をこぼしてしまったりする可能性が高いため、定期的に清掃メンテナンスをすることにも時間や手間がかかってしまうデメリットがあります。
まとめ
掘りごたつ席は、カウンターやテーブル席にはない安心感や温もりがあり、幅広い客層を取り込むことが可能です。
ただし、掘りごたつはメリットもありますが、デメリットも理解した上で導入を検討することが大切です。
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