自分の飲食店を持ちたいという目標を持っている時に、自己資金がないと開業できるか不安を感じると思います。
実際に飲食店の開業では数百万円の自己資金を用意する方が多いです。
しかし、自己資金がゼロの場合でも飲食店を開業する方法は存在します。
今回は、飲食店で貯金や開業資金が無くても開業は可能なのか、資金調達の方法を紹介していきます。
飲食店を開業するための資金の目安
飲食店を始めるためには独立開業するための資金を用意する必要があります。
一般的な店舗型の飲食店の場合には、約1,000万円前後の開業資金が必要になります。
またテイクアウト専門の店舗の場合は300万円から700万円、移動式のキッチンカーなどでは200万円から400万円前後が必要です。
このように導入する設備や開業する場所によって初期費用は大きく変わります。
自己資金がゼロや初期費用を少しでも抑えたい時には移動式やテイクアウト専門店の開業がしやすいです。
自己資金と融資額の割合
飲食店を独立開業する際の自己資金と融資額の割合はどの程度なのでしょうか。
日本政策金融公庫の調査によると、自己資金の割合は約2割、融資額の割合は7割から8割という結果が出ています。
(引用:日本政策金融公庫総合研究所))
飲食店の開業に1,000万円が必要な場合には、約200万円を自己資金として用意し、残りの800万円を融資で資金調達するということになります。
資金ゼロから開業資金を調達する方法
資金ゼロからでも開業を目指すためにも資金調達の方法をいくつか紹介していきます。
民間金融機関
自己資金がない状態から銀行や信用金庫などから融資を受けることはかなり難しいです。
金融機関では成功しやすいビジネスには融資を受けやすいですが、自己資金を用意していない状態だと信用が低いため融資してくれない可能性が高いです。
クラウドファンディング
クラウドファンディングを活用して出資を募る方法があります。
SNSで数千から数万人のフォロワーを抱えるような人であれば資金を調達しやすいですが、一方でファンが少ない場合や応援したいと思えないプロジェクト内容ではうまくいかないため誰でもできる方法ではありません。
日本政策金融公庫
日本政策金融公庫の新創業融資制度では、自己資金がなくても融資を受けることが可能です。
上記の制度では、無保証無担保で最大で3,000万円までの融資が可能であり、飲食店の開業資金の条件としては魅力的な制度といえます。
まとめ
開業資金がないと飲食店を持つことは簡単ではありませんが、新創業融資制度のように資金が無くても融資を受けられる方法は存在します。
しかしリスクが高くなりやすいので、飲食店を開業する際には自己資金をある程度用意することを選択肢にいれておきましょう。
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