飲食店の個室には、さまざまな役割があり、個室を導入することで高級感や特別感を出し、リラックスできる空間を作ることができます。
しかし、設置する際には、設備の設置やコスト面など注意する点も多いです。
今回は、飲食店で個室を設置するポイントを押さえて集客につなげましょう。
飲食店における個室の役割
飲食店で、個室を導入すると高級感や特別感を演出することができます。
仕切りのない店舗と比較してリラックスできる空間を作りやすくなります。
照明を暗めに設定することや、壁やドアの素材、インテリアにこだわることで高級感を演出できます。
また、様々なターゲット層を集客することも可能です。
個室は、デートや接待などに向いているため、個室と仕切りのない客室を使い分けることで、幅広い層を獲得することが期待できるでしょう。
飲食店に個室を設置する際のポイント
個室の床面積に注意する
飲食店を深夜に営業する場合は、個室の床面積などに注意しなければいけません。
客室が5平方メートル以下の場合には、風俗営業許可が必要になります。
風俗営業法を守らないと罰金や営業停止の可能性もあるので注意しましょう。
飲食店では、個室以外にも照明の明るさやお酒の提供など多くの制限があるので、店舗設計の時に必ず確認することが重要です。
換気や冷房設備の配置
飲食店の個室では、換気や冷房設備の配置が重要です。
喫煙ができる店舗や焼肉店では、換気設備を個室ごとに設置しましょう。
煙や料理の臭いなどは、適度に換気することでお客様を不快にさせない配慮が大事です。
完全個室の場合は、冷暖房の配置にも注意が必要です。
個室によって温度差があったり、個室内でも場所によって効き方が異なる場合は、お客様が快適に過ごすことができません。
店舗設計を考えるときには、冷暖房設備の配置場所や設備の種類を内装業者と相談することが大切です。
個室ではスペースが必要になる
飲食店に個室を導入する場合には、広い物件を選ぶ必要があります。
また、個室を設置するためにも費用がかかるため、家賃や内装費用が通常よりも高くなってしまいます。
コストを抑えるためには半個室を導入することも検討しましょう。
半個室では、個室よりも壁が少なく、仕切りも交換がしやすいです。低コストでの設置が可能で、季節やキャンペーンで仕切りを変えることで様々な演出をすることができます。
まとめ
個室を設置することで落ち着いた空間を作ることができますが、費用が高くなる点に注意しなければなりません。
半個室など店舗の予算に合った設置をすることでお客様のニーズに応えましょう。