空中店舗には業種の向き不向きがあると言われています。
店舗を開業する際には、内装デザインやサービスなども重要ですが、適した立地を選ばないと失敗してしまうこともあります。
今回は、空中店舗の開業で向き不向きのある業種と理由や注意点について解説していきます。
空中店舗に不向きな業種とは
空中店舗では、一般的に飲食店や物販店は適していないと言われています。
上記のような業種では一見客が多いため、通行人が店内の様子をみて入店しやすいです。
しかし、2階以上の店舗は通行人の視界に入りにくく、雰囲気などが分からないため気軽に入店しにくい特徴があります。
特に、1号店などの新規出店では知名度も低く集客が難しいため、空中店舗では業種を選ばないと失敗してしまう可能性が高いです。
空中店舗での開業は本当に不利になるのか
空中店舗には業種の向き不向きは存在しますが、全ての店舗で不利に働くわけではありません。
空中店舗のメリットは視界に入りにくいことや騒音が少ないため長居がしやすいことなどがあります。
例えば、脱毛や薄毛治療などのコンプレックス関係の店舗や、高級料理や隠れ家のようなカフェなどを選ぶことで、空中店舗の長所を活かすことができます。
特に、猫カフェやシーシャカフェ、コンセプトカフェなど、カフェ+αの非現実空間を作り上げる場合は、とても有効的な店舗となるケースもあります。
空中店舗で開業する際の注意点
空中店舗は路面に面している1階店舗よりも家賃が安いことが多いため、固定費を安く抑えることができます。
しかし、固定費が安いというメリットだけでなく、空中店舗だからこそのデメリットを紹介していきます。
外観の視認性を重視する
空中店舗は1階の路面店と比べると注目が集まりにくいため、外観デザインなどでアピールすることが大事です。
通行人や車に対して宣伝をするためには、通路側の窓や壁面に装飾や店舗の情報などをデザインしましょう。
また、看板や照明を活用することで遠くの通行人にも視認することができ、多くの人間にアピールできます。
空中店舗の立地に注意する
空中店舗では、入口が分かりやすいかどうかがとても重要です。
店舗の入口が裏にあったり、暗く狭い場所にあるとお客様も見つけにくいため集客力が低下してしまいます。
そのため空中店舗を選ぶ際には、入口が目立つ立地になっているかを必ず確認しましょう。
客単価の低い店舗は避ける
空中店舗では、回転率を重視する店舗はあまり向いていないと言われています。
2階以上の店舗に入店するためには階段などを使う必要があり、気軽に入店することができません。
そのため、客単価が低く回転率を上げることで売上を伸ばすラーメン店やファーストフード店などは、路面店を選んだ方が成功しやすいと言えます。
まとめ
空中店舗では向いている店舗と不向きな店舗を理解した上で開業の準備をしましょう。
空中店舗は、通路から離れているため視線が気になる人や騒音を避けたい人には適した立地になります。
開業をする際には空中店舗のメリットを十分に生かして店舗デザインを設計することが大事です。
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