接骨院を開業する時には、どのような内装デザインに注意すればいいのでしょうか。
接骨院は、治療を目的とする場所なので、患者様の負担にならないような作りや居心地の良い空間が理想になります。
また、施術する側にとっても働きやすい設備配置や動線の整備が必要です。
今回は、接骨院の内装デザインのポイントについて解説していきます。
接骨院の内装デザインのポイント
床や壁の強度
接骨院では、強度のある床が必要になります。
接骨院では、ローラーベッドなどを移動させることも多く、ある程度の重要に耐えられる床材であることが求められます。
また、近隣の住宅に騒音が漏れないように、壁も防音性の高い素材を使用しましょう。
清潔感のある内装
接骨院では、患者様に滞在しやすいと思われるような居心地の良い空間を作ることが大切です。
内装の配色には、室内の印象を大きく変える効果があります。
例えば、青色や白色は清潔感のあるイメージが強くシーツやカーテン以外にも壁や床、制服に取り入れることが効果的です。
また、緑色には自然を感じさせ穏やかな印象を与えることができます。
院内に観葉植物を設置することで、清潔感を高める効果が期待できます。
書類や備品の配置
接骨院では、治療のために使用する様々な設備や書類を保管する必要があります。
特にカルテなどは、5年間の保存義務があるので、開業時には余裕を持った設置スペースを確保しておかないと失敗をしてしまう可能性があります。
そして接骨院では、多くの電子機器を使用します。
そのためコンセントの数や配置場所を工夫しなければいけません。
コンセントの数が足りないとコードが足に引っ掛かる危険性やたこ足配線になって見栄えが悪くなってしまうこともあります。
そのため、電子機器の配置場所を開業時に決めておき、コンセントを近くに設置することを忘れないようにしましょう。
段差の少ない内装に
接骨院では、ベッドや大型の設備などを配置するため、段差が多いとそれだけ設置するスペースが減ってしまいます。
特にベッドや設備の移動をさせるときに段差があると不便なため、なるべく段差を減らす工夫をしましょう。
また、患者様にとっても段差が多いと腰や足への負担が大きくなってしまいます。
治療を目的に来院している患者様の負担を少しでも軽減できるよう、バリアフリーに力を入れることも大切になります。
まとめ
はじめての開業では不安を感じることも多いと思いますが、上記のポイントを抑えて、店舗デザインを得意とする施工会社に相談をすることで失敗を減らすことができ安心して開業することができます。